音楽

何かの気配を感じさせる音楽 その⑤

フランス篇の第2弾。今回も分量が多くなりそうなので、核心部分だけで他は端折ります。まず前回の続き。ショーソンの管弦楽作品のCDが届きました。 ショーソン『交響曲/交響詩「祭りの夕べ」/交響詩「ヴィヴィアンヌ」』(ERATO WPCS-28027) ミシェル・プラ…

何かの気配を感じさせる音楽 その④

「何かの気配を感じさせる音楽」は、しばらく間が空いてしまいましたが、フランス篇を書こうとして、持っていなかったCDなどを買って聞いたりしている間に時間が過ぎてしまいました。まだほかにも聞けてない曲もありますが、切りがないので。また新しい発見…

何かの気配を感じさせる音楽 その③

気配を感じさせる音楽がないかと、『ロシア音楽の祭典』のCDに入っていた作曲家を追ってきましたが、これまで取り上げた以外のロシアの作曲家では、ムソルグスキーに濃厚に現われているようです。私の知っているのは「展覧会の絵」と「禿山の一夜」ぐらいで…

何かの気配を感じさせる音楽 その②

前回(5月6日記事参照)の続きで、不安を掻き立てるような揺らぐ響きのある音楽について書きます。書いているうちに分量が多くなってしまったので、今回はロシアの作曲家のなかでも、リムスキー・コルサコフだけにします。リムスキー・コルサコフのCDは何故…

何かの気配を感じさせる音楽 その①

以前、ヴュータンのヴァイオリン協奏曲第4番について書いたときにも触れたことがありましたが(2011年10月29日記事参照)、ロマン派以降の曲で、何かが起りそうな気配を感じさせ、不安を掻き立てるような揺らぐ響きを聞くことがよくあり、それが最近また気に…

ゲルンスハイムのピアノ五重奏曲とチェロ協奏曲

昨年秋に、ゲルンスハイムのヴァイオリン協奏曲について書きましたが、その後昨年末に、注文していたゲルンスハイム関係のCDが三枚届きました。 『The Piano Quintets』(Oliver Triendl Pf.、Gémeaux Quartett)(cpo777 580-2) 『THE ROMANTIC CELLO CONCERTO…

ビルスマのフランショーム

フランショーム/ショパン『19世紀チェロ作品集』(SONY SRCR9515) ビルスマ(チェロ)、オルキス(フォルテピアノ)、ラルキブッデリ&スミソニアン・チェンバー・プレイヤーズ アントニオ・ストラディヴァリ作の銘器による演奏 2年ほど前、梅田の中古CD店…

ドン・ジョヴァンニとゲルンスハイムのヴァイオリン協奏曲

しばらくぶりで音楽の話題。今年の後半は、モーツァルトのオペラ「ドン・ジョヴァンニ」とゲルンスハイムのヴァイオリン協奏曲にはまっておりました。ドン・ジョヴァンニは8月末に予定していたドイツ旅行で、ベルリンでドイッチュ・オーパーの公演を見ること…

サン=サーンスのチェロ協奏曲

サン=サーンスは、サラリーマン時代、通勤途上でよくヴァイオリンとオーケストラの曲を下記のCDで聴いておりました。 Saint-Saëns『L’œuvre pour violon & orchestre』(EMI) Ulf Hoelscher(Vl)、Pierre Dervaux(Cond)、New Philharmonia Orchestra他 …

:フィッツェンハーゲンとルビンシテインのチェロ協奏曲

恐ろしいことに、音楽の話題から、1年半以上も遠ざかっておりました。コンサートにまったく行かなかったわけではありませんが、タイミングを失して書きそびれてしまいました。CDでは、相変わらず19世紀のチェロ音楽を中心に聴いておりました。前回、「フィッ…

:ダヴィドフのチェロ協奏曲第1番

昨年の秋以降、音楽の話題が途切れているので。 最後の話題は19世紀ロシアの音楽で、フィッツェンハーゲン、ダヴィドフ、ルビンシテインらについて書きました。最近気づいたことですが、正確にはフィッツェンハーゲンはドイツ、ダヴィドフはラトヴィア生まれ…

:チャイコフスキーと同世代のロシア音楽家

音楽の話題が途切れていますので、無理やり書いてみます。最近コンサートに行かないうえに、CDを聴く習慣も薄れ、大阪への行き帰りに電車で聴くぐらいになってしまいました。そんな状態で、今お気に入りは『TCHAIKOVSKY FOR CELLO』(ARTE NOVA)というCD、…

:バシュメット&モスクワ・ソロイスツのコンサート

/// 久しぶりに音楽の話題。先週10日にいずみホールであった標記コンサートがなかなか面白かったので書いてみます。最前列に座ったので音が大きくはっきり聞こえ、とくに低弦の音がお腹の底にずんずんと響いて心地よいひと時が過ごせました。 お目当てはパガ…

:ヴィエニアフスキを聴く

久しぶりに音楽の話題。先週末、大阪でヴィエニアフスキのヴァイオリン小品のコンサートがあり、珍しいことなので出かけました。 ヴィエニアフスキは、ひと頃、ヴァイオリン協奏曲の1番と2番を、例によってギトリスの演奏でよく聴いていました。2曲ともすば…

:パガニーニまとめ聴き

最近、大阪や京都への行き帰りの電車の中で、パガニーニをよく聴いています。とくに酔っ払って聞くと、音がずんずんと心の中に染み入って何とも言えません。 前にも書いたかもしれませんが、学生の頃パガニーニは技巧的で内容が薄いと敬遠して、後期ロマン派…

:リヒャルト・シュトラウスの四つの「小品」

久しぶりに音楽の話題。最近、標記の曲の入ったCDが気に入ってよく聴いています。 RICHARD STRAUSS: Wolfgang Sawallisch(p), Sinnhoffer-Quartett 「Complete Chamber Music1」(ARTS) 以前にも書いたかもしれませんが、学生の頃は後期ロマン派音楽が好き…

:いこま国際音楽祭

今年も、いこま国際音楽祭に行ってきました。今年のテーマは「スラブとラテンの熱い風」。3つのコンサートと、マスタークラス、3つの学校訪問公演があったようですが、私の行ったのはコンサートの真中の日「ガラ・コンサートPart2」で、演奏曲は下記のとおり…

:ドヴォルザーク「糸杉―弦楽四重奏による」

最近ドヴォルザークの弦楽四重奏による「糸杉」をよく聴いています。穏やかな美しい曲で心が洗われるようです。 DVOŘÁK作曲Vlach Quartet Prague演奏『Works for String Quartet Cypresses』(NAXOS) この曲はドヴォルザークの番号のつけられた弦楽四重奏曲と…

:最近よく聴くCD

「ときどき音楽」というタイトルなのに、このところ音楽の記事が滞っているのは、コンサートにほとんど行かなくなったのが一因。このままではタイトル倒れか、というので仕方なく最近聴いているCDの話でも書いてつなぐことにします。 海外旅行では必ずその…

:ネマニャのブルッフを聴く

一昨日、久しぶりにコンサートへ行ってきました。第52回大阪国際フェスティバル 大植英次指揮 大阪フェイルハーモニー交響楽団 マックス・ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 op.26 Vn:ネマニャ・ラドゥロヴィチ リヒャルト・シュトラウス:アルプス交響曲 …

:いこま国際音楽祭

「ときどき音楽」が最近なおざりになっているのでひとつ。先週金曜日に「いこま国際音楽祭」に行ってきました。正式名称は、 第4回いこま国際音楽祭 ガラコンサート パート1―シューベルトとその大先輩、大後輩たち というものです。この音楽祭はドイツを拠…

:ベルリオーズ「幻想交響曲」オルガン版を聴く、ほか

先月末に、フランス南西部を旅してまいりましたが、トゥールーズでオルガン音楽祭に出くわし、プログラムの一つにベルリオーズ「幻想交響曲」オルガン版という珍しいのがあったので、聴いてきました。場所はダルバード教会というところ。 プログラムによると…

:ハンス・ロット

昨日、久しぶりにコンサートへ行ってまいりました。大阪交響楽団第176回定期演奏会「マーラーのライヴァル“級友ハンス・ロット”」(ザ・シンフォニーホール) 指揮:寺岡清高 ハンス・ロット:「ジュリアス・シーザー」への前奏曲 ハンス・ロット:管弦楽の…

:このごろよく聴いているCD「ヒーリング・ヴォイス」。通販あなどるべからず。

友人から、「ときどき音楽」の「音楽」が最近ないようだがと言われたので、音楽の話題を少々。 このところ、家内がテレビコマーシャルの通販で買ったCDセットをよく聴いています。「Healing Voiceヒーリング・ヴォイス全5巻」(ユニヴァーサルミュージッ…

:ビーダーマイヤーの音楽とは?

最近コンサートへもめっきり行かなくなってしまいました。生駒市住民の私としては、昨年秋に生駒国際音楽祭へ行ったぐらいで(この時のドビュッシーの弦楽四重奏はとてもよかった)、今年はもう少し出かけようかと考えておるところです。 昨年後半は、ビーダ…

:ヴュータン愛聴その後

先日、ヴュータンについて書いたところ(2月13日記事参照)、violaさんという方からコメントをもらって、ヴィオラソナタが無性に聴きたくなり、ネットで探したら中古で見つかりました。これがとても素晴らしい。別に発注していたチェロ協奏曲のCDも届いたの…

:最近よく聴くCD―ヴュータン『6つのサロン風小品ほか』、ガーデ『ヴァイオリンソナタ1〜3番』

/// 『Henri Vieuxtemps :Six morceaux de salon,op.22/Voix du Coeur,op.53』Philippe Koch(Vn)、Luc Devos(P)(MEW) 『Niels W.Gade :Violin Sonatas1-3』Dora Bratchkova(Vn)、Andreas Meyer-Hermann(p)(cpo) 前回音楽の記事(12月10日)で、ヴュータンをあ…

:ヴュータンその後

ビュータンのヴァイオリン協奏曲4番にはまって以来(10月29日の記事参照)、他の曲をネットで購入して聴いております。残念ながらヴィオラ作品が入手困難で断念しましたが、集めたCDは下記のとおり。 「Henri Vieuxtemps Complete Violin Concertos」Avan…

:ヴュータン「ヴァイオリン協奏曲第4番 二短調 作品31」

アンリ・ヴュータン「ヴァイオリン協奏曲 第4番 二短調 作品31」「ヴァイオリン協奏曲 第5番 イ短調 作品37」(PHILIPS) ヴァイオリン:アルチュール・グリュミオー コンセール・ラムール管弦楽団 指揮:マニュエル・ロザンタール このところ、このCDをよ…

:最近よく聴くCD GODARD「Complete Piano Trios」Trio Parnassus(MDG)

最近毎日のようにこのCDを聴いています。 GODARDについては、以前、ヴァイオリン協奏曲第2番を取り上げました(09年6月2日)が、この小さなピアノトリオも、同様に浪漫的な美しい情緒がたっぷりと味わえます。 op.32とop.72の二つのピアノトリオと、「ジョスラ…