2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧

:シャルル・ギヨ有田忠郎訳『沈める都 イスの町伝説』

シャルル・ギヨ有田忠郎訳『沈める都 イスの町伝説』(鉱脈社 1990年) 中世人が想い描いた幻視や彼岸の物語に関する読書の延長です。新倉俊一が『ヨーロッパ中世人の世界』の中でケルト系民話の「イスの町」伝説を紹介しているのを見て、本棚にそういえばあ…

:新倉俊一『ヨーロッパ中世人の世界』

新倉俊一『ヨーロッパ中世人の世界』(筑摩書房 1985年) この本も昔から書棚にあった本、一昨年それを知らずに、ちくま学芸文庫で再版されているのをまた買ってしまいました。著者はフランス中世文学が専門、渡辺一夫の教え子のようで、昔のゼミを懐かしむ…

:新年初買い、ツイン21古本フェアなど

年末の阪神古書市以降、年が明けてからは外出する機会も少なく、会社OB麻雀会でいちど大阪へ出ただけ。それも淋しいと、金曜日、ツイン21の古本フェアに行ってまいりました。 が、出店者も同じような顔ぶれで、見たことのあるような本が多く、しかも値段が…

:ジョルジュ・デュビー小佐井伸二訳『ロマネスク芸術の時代』

ジョルジュ・デュビー小佐井伸二訳『ロマネスク芸術の時代』(白水社 1983年) 早とちりして、ロマネスク芸術を論じた本かと思って買ったら、よく見ると「の時代」と書いてありました。読み終わって、うすらぼんやりの私にも理解できたのは、ロマネスク芸術…

:Paul Féval『Le Chevalier Ténèbre』(ポール・フェヴァル『暗黒騎士』)

Paul Féval『Le Chevalier Ténèbre』(OMBRES 2001年) 「Petite Bibliothèque Ombres(影文庫)」という叢書の一冊。この叢書は、幻想・奇異・驚異部門、驚異旅行部門、ユートピア・SF部門の三部門に分かれていて、聞いたことのない著者の面白そうなタイトル…

:ハワード・ロリン・パッチ『異界―中世ヨーロッパの夢と幻想』

ハワード・ロリン・パッチ黒瀬保・池上忠弘・小田卓爾・迫和子訳『異界―中世ヨーロッパの夢と幻想』(三省堂 1983年) ずっと昔に買って大事に置いておいた本。当時は異界への興味だけで買っていましたが、いまは中世への興味も加わったので読んでみました。…

:阪神百貨店歳末古書即売会ほか

年末の阪神百貨店古書即売会に、古本仲間の忘年会を兼ねて行ってきました。阪神百貨店の古書市は久しぶりの開催です。以前は梅田大丸でもやっていたように思いますが。 出店者は、弁天町やツイン21などでいつも見る顔ぶれ。どちらかというと併設されていた中…