2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧
Marcel Brion『Les miroirs et les gouffres』(Albin Michel 1968年) 昨年末から2回続きで翻訳を参照しながらのフランス書読書でしたが、今回は和訳を参照できなかったので、いい加減な読みのままになってしまいました。難しいところは適当に想像で辻褄を…
/// 宇佐見英治『方円漫筆』(みすず書房 1992年) 宇佐見英治『縄文の幻想』(平凡社ライブラリー 1998年) 宇佐見英治『明るさの神秘』(みすず書房 1997年) 『方円漫筆』は二回目、『明るさの神秘』にも別の本で読んだのが幾分か混じっていましたが、い…
大塚幸男『フランスのモラリストたち』(白水社 1967年) 渡辺一夫のユマニストについての文章を読んで興味が湧いてきたので、棚にあったこの本を手に取りました。箴言や含蓄のある表現が昔から好きでしたが、ここで取り上げられている人たちの本は読んだこ…
新年は、11日まで古本を一冊も買わず平穏な日々を過ごしておりましたが、古本仲間との新年会がツイン21古本フェアに合わせてあったので、早々に古本生活に引き戻されてしまいました。 収穫と言えば、 大澤章『永遠を刻むこころ』(叢文閣、大正15年3月、300円…
/// 渡辺一夫『随筆 うらなり抄―おへその微笑』(光文社 1956年) 渡辺一夫『僕の手帖』(講談社学術文庫 1977年) また引き続いて渡辺一夫を読んでみました。今回の二冊は、一般市民向けで、とくに『うらなり抄』は西日本新聞に連載したもので、各三枚ずつ…
最近コンサートへもめっきり行かなくなってしまいました。生駒市住民の私としては、昨年秋に生駒国際音楽祭へ行ったぐらいで(この時のドビュッシーの弦楽四重奏はとてもよかった)、今年はもう少し出かけようかと考えておるところです。 昨年後半は、ビーダ…
Alain-Fournier『Le Grand Meaulnes』(FAYARD 1992年) ローデンバッハに続いて、訳本のあるフランス書を語学学習がてら読んでみました。今回はまず音読して、その後朗読テープを聞き、その後意味を考え、最後に田辺訳で確かめ、必要に応じて水谷訳も参照す…
/// 渡邊一夫『ヴィリエ・ド・リラダン覺書』(弘文堂書房 1940年) 『ちくま日本文学全集 渡辺一夫』(筑摩書房 1993年) 昨年末に引き続き、渡辺一夫を二冊。と言ってもまったく別人が書いたとしか思えないような二冊です。『リラダン覺書』のほうは戦前著…