2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

:田辺貞之助『女木川界隈』

先日ご紹介した『フランス短編名作集』に感銘を受けたので、しばらく書棚に眠っていた田辺貞之助の随筆を引っ張り出して読んでみました。 田辺貞之助はフランス小説の翻訳以外に、フランス語文法書や語学書、『夢想の詩学』などフランス文学論、それにフラン…

:古本報告第2弾!

前回古本報告から、しばらく間が空いてしまいました。 この間、オークションでは少しずつ購入しておりましたが、やはりオークションと、本が手に取って見れる古本屋・古本市とは別物のようで、オークションでは癒されない古本中毒症が募るばかりでした。 そ…

:田辺貞之助対訳『フランス短編名作集』

最近読んだ本シリーズ:田辺貞之助対訳『フランス短編名作集』外函→ 中身→ 写真のように函だけを見ると単なる翻訳本に見えますが、中身はフランス書のように洒落ています。 生徒に教えるような語り掛けるような懇切丁寧な注釈が付いていて、学生時代購読の授…

:「現代詩手帖 現代詩年鑑2010」

この2、3年、年末から正月にかけて、この年鑑を読んでいます。学生の頃一時は毎月「現代詩手帖」を買っていた時期もありましたが、社会人になってからは、年鑑だけ、しかも時たま購入するだけになっていました。読み方も、詩作品はともかく評論や年間展望は…

:新年古本報告第一弾!

オークションとネットで、新年にふさわしく、探求書や珍しい本を入手することができました。 何と言っても、久保和彦『帰還(遺稿集)』は、こんなものがあったのすら知りませんでした。ネットの強みと言えましょうか、検索でヒットしたものです。一つの函の…

:今野一雄『ルソーとの散歩』

昨年末に読んだ本。久しぶりに心洗われたような気分になる読書ができました。何よりも著者の人柄が表れた文章のやさしい響きが素晴らしい。私の好きな久保和彦の随筆を思わせる穏やかさがあります。 素直であろうとする態度、分からないものは分からないと言…

:ブログ「古本ときどき音楽」の始まりぃ

あけましておめでとうございます。 今年も見たこともない古本、素晴らしい音楽との出会いがありますように。 本日より、ブログ「古本ときどき音楽」を始めることにしました。 間もなく定年になるので、定年後の暇つぶしにはちょうどよいかなと思ってのことで…