2013-07-01から1ヶ月間の記事一覧

:マルセル・シュオブ『古希臘風俗鑑』を入手

ひさしぶりに古本市に行ってまいりました。先週末の「たにまち月いち古書即売会」です。初日でしたが昼過ぎだったので、あまり収穫は期待しておりませんでしたが、Y書房のコーナーで、 マルセル・シュオブ矢野目源一訳『古希臘風俗鑑』(第一書房、昭和4年4月…

:Maurice Magre『Les Colombes poignardées』(モーリス・マーグル『傷ついた鳩』)

Maurice Magre『Les Colombes poignardées』(L’ÉDITION 1917年) 昨年パリでの購入本。モーリス・マーグルは『Lucifer(ルシファー)』以来二冊目。:MAURICE MAGRE『LUCIFER』(モーリス・マーグル『ルシファー』) - 古本ときどき音楽 記事参照。 Romanと銘…

:詩のリズムに関する本つづく、木々高太郎『自由詩のリズム』

木々高太郎『自由詩のリズム』(詩苑社 1969年)ほか 前回、荒木亨の詩のリズムに関する本を読んだとき、土居光知や木々高太郎、坂野信彦、熊代信助らの本が取り上げられていたので、今回は木々高太郎『自由詩のリズム』を読んでみました。坂野信彦『七五調…

:Jean Lorrain『Maison pour dames』(ジャン・ロラン『ご婦人の館』)

Jean Lorrain『Maison pour dames』(Albin Michel 1990年) 昨年パリでの購入本。ジャン・ロランというので期待して読みましたが、きわめて普通の小説。夫妻の家庭生活を描いたリアリズム小説です。妻に振り回される夫というユーモア家庭小説的雰囲気すら漂…

:荒木亨の「詩・ことば・リズム」に関する本二冊

/// 荒木亨『ものの静寂と充実―詩・ことば・リズム』(朝日出版社 1974年) 荒木亨『木魂を失った世界のなかで―詩・ことば・リズム』(朝日出版社 1982年) 詩の本を連続して読んでいますが、今回は詩のリズムを中心とした本を読んでみました。荒木亨はユグ…

:オークションとネットでほそぼそ購入

前回報告から、一ヶ月以上たつのに、古本屋での購入は皆無という状況となりました。事情があって、古本屋をぶらぶらする時間がなく、ネットとオークションの購入のみとなったのが原因です。 ネットでは、 高木敏次『傍らの男』(思潮社、10年7月、418円) マ…

:萩原朔太郎の詩論二冊

/// 萩原朔太郎『詩の原理』(新潮文庫 1975年―青空文庫版) 萩原朔太郎『詩論―萩原朔太郎全集4』(小學館 1943年) 詩の本を連続して読んでますが、今回は少し古いところで、萩原朔太郎の詩論です。朔太郎の詩には特別な魅力を感じて愛好してましたが、恥…