2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧

:新年東京古書市めぐり

会社OBの新年会にかこつけて東京へ行き、3つの古書市を渡り歩いてきました。まず東京古書会館の和洋会。ここしばらく探していた下記の本が収穫。 柳澤健譯『現代仏蘭西詩集』(新潮社、大正13年6月、2000円)→アンリ・ド・レニエ、ポール・フォール、アルベ…

:戦後フランス短期滞在の本二冊

/// 土岐健児『フランス再会』(蝸牛社 1975年) 九野民也『パリ・暖炉のある部屋で―フランス俳句紀行』(角川書店 2003年) 今回はいずれも戦後もずいぶん経ってからフランスに渡った人の書いた本。土岐健児は1916年ごろ生まれで1974年春に1か月ほど滞在、…

:戦後間もなく渡仏した人の二冊

/// 加賀乙彦『頭医者留学記』(講談社文庫 1988年) 龍野忠久『パリ・一九六〇 Paris・1960』(沖積舎 1991年) 1957年、1960年にそれぞれ日本を後にしてフランスに向かった二人の書いた本。片方は体験を元にした小説、片方は回想と、形は異なりますが、と…

:JEAN RAY『LA CITÉ DE L’INDICIBLE PEUR―Roman policier ou roman d’épouvante?』(ジャン・レイ『とんでもない恐怖の町―推理小説それとも恐怖小説?』)

JEAN RAY『LA CITÉ DE L’INDICIBLE PEUR―Roman policier ou roman d’épouvante?』(MARABOUT 1971年) ジャン・レイは翻訳で大昔に『幽霊の書』、『マルペルチュイ』、『新カンタベリー物語』、『ウィスキー奇譚集』を読みましたが、フランス書は初めて。こ…

:またまた軟派系パリ話ほか三冊

/// 美川徳之助『愉し わがパリ―モンマルトル夜話』(光文社 1957年) 美川徳之助『パリの穴 東京の穴』(第二書房 1963年) 原著者不明/奥野他見男譯『夜の巴里』(潮文閣 1924年) 今回は、ほとんどポルノまがいの本二冊と、ノンフィクション一冊。『夜の…

:いろんな分野の人のパリ体験

/// 與謝野秀『欧羅巴雑記帳』(双山社 1947年) 伴野文三郎『パリ夜話』(教材社 1957年) 丸山熊雄『1930年代のパリと私』(鎌倉書房 1986年) 日本人のフランス体験の本を続けて読んでいます。私の所持本も残り少なくなってきました。順番は発行年順です…