2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧
鹿島茂『人獣戯画の美術史』(ポーラ文化研究所 2001年) 愛書シリーズという訳でもありませんが、一種の挿絵についての本なので、傍系として読んでみました。著者にはほかに愛書そのものをテーマにした本も数冊ありますが、ずっと昔に読んだ本なので今回は…
函中 関川左木夫『本の美しさを求めて』(昭和出版 1979年) 関川左木夫『ビアズレイの芸術と系譜』(東出版 1976年) 愛書シリーズの続き。今回は日夏耿之介、山宮允、平井功、石川道雄らと交流のあった関川左木夫。直接書物への愛を語っている『本の美しさ…
/// 気谷誠『愛書家のベル・エポック―アンリ・ベラルディとその時代』(図書出版社 1993年) 気谷誠『西洋挿絵見聞録―製本・挿絵・蔵書票』(アーツアンドクラフツ 2009年) 気谷誠編『版画とボードレール―詩人が語る19世紀フランス版画』(町田市立国際版画…
このところ、愛書狂や挿絵本に関する本を読んでいる影響で、とてもそれらの本に出てくるような高価で貴重なものではないですが、私にしては少し高めの本をオークションで購入しました。次の2冊です。 Marcel Brion『Miroirs d’un age d’or』(私家版、59年1…
///G.フローベールほか生田耕作編訳『愛書狂』(白水社 1980年) P.ルイスほか生田耕作編訳『書痴談義』(白水社 1983年) 両書とも、フランス装を意識しているようで、内容にふさわしい洒落た造本。『愛書狂』のほうは野中ユリ装幀になっています。『愛書狂…
JACQUES ALMIRA『Le marchand d’oublies』(GALLIMARD 1979年) 生田耕作旧蔵書。ジャック・アルミラの名前はどこかで聞いたような気がして、いろいろ調べてみましたが、私と同じ齢というのと、ミシェル・フーコーと対談していることぐらいで、よく分かりま…
///シャルル・ノディエ篠田知和基訳『シャルル・ノディエ選集5 夢の国にて』(牧神社 1976年) シャルル・ノディエ鈴木健郎譯『コント・ファンタスティック』(酣燈社 1948年) しばらく続いたノディエもこれで終わり。『ノディエ選集』第2巻、第4巻は持っ…
四天王寺、京都勧業館とも所用のため、初日には行けず、二日目になってしまいました。さいわい、両日ともお天気もよく、気持ちよく古本を眺めることができました。このところ古本買いは節制気味にしておりましたが、四天王寺で古本仲間が爆買いをしたのにつ…