2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

:山上龍彦『兄弟!尻が重い』

大学時代『がきデカ』のギャグ「練馬変態倶楽部!」や「アフリカ象が好き!」が我々仲間の間で流行していました。その山上たつひこが小説も書いていると知って、興味津々ずっと昔に買っていた本ですが、ようやく読んでみました。 友だちに面白い話を聞かせる…

:テオフィル・ゴーチェ小柳保義訳『吸血女の恋』他

古本整理ショックの後遺症からか、あまり古本を買う気になれません。 せっかく関西に戻ったのに、まだ本格的な古本屋回りをしていませんし、オークションも触手が動きません。 5月は、前回ご報告した1冊を除いて、先々週に琵琶湖へ大学時代の友人とサイク…

:今橋映子『異都憧憬―日本人のパリ』、今橋映子編著『金子光晴 旅の形象―アジア・ヨーロッパ放浪の画集』

最近読んだ本シリーズ: 今橋映子『異都憧憬―日本人のパリ』 今橋映子編著『金子光晴 旅の形象―アジア・ヨーロッパ放浪の画集』 ///// 今橋映子さんの2冊です。『異都憧憬』は、出版直後から知っていましたが、書評等で半分は読んだような気になっていたこと…

:古本の片付け方:引越しの話題でもう1回

引越し後10日が過ぎようとしています。 古本の半分を仕分けして、段ボール箱10ヶを近所の古本屋へ持ち込み、とりあえず床に林立していた古本はなくなりました。 あとの半分は少し落ち着いてからゆっくりと片付けることにしました。古本の仕分け作業はなかな…

:日夏耿之介『増訂再刻 轉身の頌』

思ったより早く、インターネットができるようになりました。前回予告した引越し前夜締切りのオークション結果をお知らせします。 狙っていたのは日夏耿之介『黒衣聖母』(アルス刊)で、1000円という破格値のスタート。詳しい時間や価格は覚えていませんが、…

:ここでしばらく中断

いよいよ明日、生駒に引越しします。 インターネットプロバイダを地元のケーブルテレビにお願いしますが、手配が遅れて、 6月上旬頃でないとネットが使えません。そんな事情から、1ヶ月ほど書き込みをお休みします。 その間、ネットやオークションでの古本購…

:筒井清忠の西條八十関係2冊 

///筒井清忠『西條八十』(中央公論新社) 筒井清忠編著『西條八十と昭和の時代』(株式会社ウェッジ) 読んだ順番は『西條八十と昭和の時代』からですが、こちらの方が後から出版されたので、前半は中公版『西條八十』の縮約となっています。とても分かり易…

:横尾忠則『ぶるうらんど』『ポルト・リガトの館』

毎日新聞に掲載された『ポルト・リガトの館』の書評を見て、最近横尾忠則が夢日記の続編のような小説を書いていると知り、珍しく新刊で読んでみました。 『ぶるうらんど』は泉鏡花文学賞受賞作。四つの短編が微妙に呼応しあっていて、ひとつの長編のようにな…