2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧
大阪兵庫京都と緊急事態宣言が発令され、楽しみにしていた四天王寺、京都勧業館の古本市が次々と中止になりました。次は下鴨の納涼古本市に期待するしかないでしょうか。そんなことで、今回はほそぼそとネットで買いためた本の報告。 オークションでは、長年…
Jean Lorrain『MA PETITE VILLE―SOUVENIRS DE PÉRONNE』(la Vague verte 2003年) 『Venise』に引き続いて、土地にまつわる思い出の書を読んでみました。1898年に300部のみ出版されたものの改訂版で、80ページほどの小冊子。「Ma Petite Ville」、「Le Mira…
李家正文『異国思想の伝来と日本の宗教』(泰流社 1988年) 李家正文『史伝開眼―東アジアのカーテンを開く』(泰流社 1993年) 道教の日本への影響に関連して、本棚にあった李家正文の本を二冊引っ張り出してみました。『異国思想の伝来と日本の宗教』のほう…
Jean Lorrain『Venise』(La Bibliothèque 1997年) 今回は、90ページほどの薄っぺらい本ですが、やたらとイタリア語やヴェニスの建物の固有名詞が出てくるので読みにくい。1905年に「絵入り雑誌」に寄稿したヴェニスについてのエッセイと、1898年から1904年…
しばらく間が空いてしまいましたが、いよいよドイツ・オーストリアの作曲家篇に移ります。ドイツとなると作曲家の数、作品の数が膨大で、私のようにたまにしか音楽を聴かない者には、網羅的な展望はとてもできませんが、気付いた範囲で気配の音楽を探したい…
福永光司『「馬」の文化と「船」の文化―古代日本と中国文化』(人文書院 1996年) 前回に続いて福永光司の本。中国の北方文化と江南文化の比較、老荘思想、徐福伝説、道教の様々なシンボル、八幡大神、中国歴代皇帝と道教、常世の信仰、墓と廟など、さまざま…