2014-02-01から1ヶ月間の記事一覧

:200円均一本ほか安い本ばかり

昨年50年ぶりに参加した小学校の同窓会の延長で、2月初めに幼稚園(!)の同窓会というのを企画して梅田で飲んだ帰り、難波のT書店で200円均一、 江國滋『伯林感傷旅行―旅券は俳句』(新潮社、91年6月、200円)→これでこの吟行シリーズは、イタリア、スイス、…

:堀切直人『本との出会い、人との遭遇』

堀切直人『本との出会い、人との遭遇』(右文書院 2004年) 久しぶりに堀切直人を読みました。昔の記録を見ると、82年1月に『迷子論』を読んだ後、『水晶幻想』、『日本夢文学誌』(たしか渋谷西武のリブロポートで大枚をはたいて買った)、『石の花』と読み継…

:ファブリオ三冊

/// 森本英夫訳編『ファブリオ』(東洋文化社 1980年) 森本英夫訳編『フランス中世艶笑譚』(社会思想社 1985年) 森本英夫訳編『フランス中世処世譚』(社会思想社 1985年) 森本英夫訳編のファブリオのシリーズです。あとこれに『フランス中世滑稽譚』が…

:JEAN MISTLER『Le bout du monde』(ジャン・ミストレール『この世の涯』)

JEAN MISTLER『Le bout du monde』(GRASSET 1973年) 今回は300ページ近い本なので長くかかりました。相変わらず分からないところはいい加減に飛ばし読みしましたが、前回読んだPaul Févalの不必要なごてごてした文飾に比べると、文章に落ちつきがあり整っ…

:ケルト神話の本二冊

///井村君江『ケルトの神話―女神と英雄と妖精と』(ちくま文庫 2010年) バーナード・エヴスリン喜多元子訳『フィン・マックールの冒険―アイルランド英雄伝説』(社会思想社 1983年) ケルトの神話についての概説書と、ケルト神話の一部であるフィン・マック…

:新倉俊一『フランス中世断章―愛の誕生』

新倉俊一『フランス中世断章―愛の誕生』(岩波書店 1993年) 『ヨーロッパ中世人の世界』に引き続いて読んでみました。前著と同様、綿密な考証と大胆なもの言いの共存が著者の魅力だと思いますが、「トリスタン」をめぐる考証など、前著とかなり重複していて…

:東京古書市をハシゴ

月末に東京勤務時代のOB新年会があったので、東京まで出かけたついでに、古書市をハシゴしてまいりました。まず神田古書会館和洋会の初日。黒山の人だかりを掻き分け、せっかく東京まで出てきたからにはと、 『吉江喬松詩集』(梓書房、昭和5年10月、3500…