2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧

吉野秀雄『鹿鳴集歌解』

吉野秀雄『鹿鳴集歌解』(中公文庫 1981年) 体調がすぐれず、少し間が空いてしまいました。この歳になると、何かと故障が出てきますので、ブログ公開をお休みすることもこれから起こると思いますが、ご了承ください。今のところ、0と5のつく日に、アップす…

奈良の寺と仏像についての本二冊

竹山道雄『古都遍歴―奈良』(新潮社 1954年) 矢内原伊作『古寺思索の旅』(時事通信社 1983年) 前回に続いて、奈良の寺や仏像に関する本を読んでみました。書影(真ん中)には、『古都遍歴―奈良』の改版(1976年)も入れています。『古寺思索の旅』は、奈…

四天王寺秋の大古本祭りほか

日曜日、四天王寺の古本市で、古本仲間の恒例の集まりがありました。といっても3人だけとなりましたが。お昼まで何とか天気も持ちこたえ、雨の降り出した1時に集合して昼呑み会へと移行しました。 四天王寺の古本市は、初日は10時きっちりに開場していますが…

MAURICE RENARD『LE MAÎTRE DE LA LUMIÈRE』(モーリス・ルナール『光を支配するもの』)

カバー 本体 MAURICE RENARD『LE MAÎTRE DE LA LUMIÈRE』(TALLANDIER 1948年) モーリス・ルナールのフランス書を読むのはこれで7冊目。1933年に、「L'Intransigeant(非妥協)」という新聞に連載された小説で、この本が初版です。細かい字でびっちりと詰ま…

大和古寺巡礼二作品三冊

和辻哲郎『古寺巡礼』(岩波文庫 1986年) 亀井勝一郎『大和古寺風物誌』(新潮文庫 1997年) 龜井勝一郎『改訂増補 大和古寺風物誌』(養徳社 1946年) 奈良に関する本の続きで、古典的二作品を読んでみました。『古寺巡礼』は会津八一や堀辰雄も影響を受け…