2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

:G・R・ホッケ『迷宮としての世界』

中函グスタフ・ルネ・ホッケ種村季弘/矢川澄子訳『迷宮としての世界―マニエリスム美術』(美術出版社 1968年) 『文学におけるマニエリスム』を読んでいて読みたくなりました。この本は出版間もない頃に一度読んだはずで、巻末に読了のサインもありますが、…

:『竹友藻風詩集』ほか

鬱陶しい時節はほそぼそとネットで購入。塵も積もればとやらで、けっこうな数になりました。 まず、ヤフーオークションにて。今回はあまり書くことがないので、出品者のお名前もついでにご紹介します。 antique-onitaroさんから、 『竹友藻風詩集』(新潮社…

:G・ルネ・ホッケ『文学におけるマニエリスム』

/// G・ルネ・ホッケ種村季弘訳『文学におけるマニエリスムⅠ―言語錬金術ならびに秘教的組み合わせ術』(現代思潮社 1971年) G・ルネ・ホッケ種村季弘訳『文学におけるマニエリスムⅡ―言語錬金術ならびに秘教的組み合わせ術』(現代思潮社 1977年) この2冊も…

:André HARDELLET『Le Parc des Archers』(アンドレ・アルデレ『アルシェの園』)

André HARDELLET『Le Parc des Archers』(Jean-Jacques Pauvert 1977年) アルデレを読むのは『LE SEUIL DU JARDIN(庭園の入口)』に続いて2回目(2016年5月10日記事参照http://d.hatena.ne.jp/ikoma-san-jin/20160510/1462843107)。前作『LE SEUIL DU JA…

:塚本邦雄『ことば遊び悦覽記』

塚本邦雄『ことば遊び悦覽記』(河出書房新社 1980年) いよいよ大御所の登場。前回も少し書きましたが、この本を書くきっかけになったのは、河出書房の編集者から、和田信二郎の『巧智文學』を渡されたことだそうで、『巧智文學』については高く評価し、「…

:珍しい本と格安本

前回古本報告から1ヵ月近く経ちました。今回は冊数は少ないですが、珍しい本と格安本の報告があります。すべてヤフー・オークションでの購入です。まず珍しい本の筆頭は、 ジェラアル・ドゥヴィル平野威馬雄譯『赤ちゃん』(若い人社、昭和18年10月、300円)…