2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

:郡司利男『ことば遊び12講』

郡司利男『ことば遊び12講』(大修館書店 1984年) このところ何かと用事ができて、思うように本を読むことができません。5月になれば少しは余裕ができるかと。とりあえずほそぼそと一冊ずつ取りあげていきたいと思います。フランス語の言葉遊びの本を読んだ…

:矢野峰人詩集『影』ほか

先月末、サンボーホールひょうご大古本市で、買いそびれた本がどうしても気になって、ネットで調べたら安く出ていたので買いました。少し縦長の判型で装丁が魅力的、またタイトルに惹きつけられました。 福原麟太郎『われとともに老いよ―ブラウニング随想』…

:FRANZ HELLENS『LES MARÉES DE L’ESCAUT』(フランツ・エランス『エスコー川の潮』)

FRANZ HELLENS『LES MARÉES DE L’ESCAUT』(ALBIN MICHEL 1953年) エランスの作品を読むのはこれで3冊目。8つの短篇(うち3篇は連作になっている)が収められています。以前読んだ短篇集『FANTÔMES VIVANTS(幽霊のような人々)』も、実際に幽霊が登場する…

:ピエール・ギロー『言葉遊び』

ピエール・ギロー中村栄子訳『言葉遊び』(白水社 1988年) 引き続きクセジュ文庫のピエール・ギローを読みました。『フランスの成句』ではギロになっていた。小さな本の割には、とても読み応えのある盛り沢山な内容で、参考になりました。言葉遊びがテーマ…

:ピエール・ギロ『フランスの成句』

ピエール・ギロ窪川英水/三宅徳嘉訳『フランスの成句』(白水社 1962年) 成句は諺とは少し違って、表現の一種の型、言葉の綾とでも言うべきもので、成句の方が集合の範囲が広いものでしょう。この本を読んでいちばん感じたことは、諺や成句の成り立ちの解釈…

:フランスのことわざ本二冊

/// 吉岡正敞編『フランス語ことわざ集』(駿河台出版社 1976年) 小林龍雄訳註『フランスのことわざ』(大学書林 1978年) 前回に続きフランスのことわざ本。『フランス語ことわざ集』は収録数は1207と多いですが、同じ諺で少し形を変えたものを別の諺とし…