2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧

:生田耕作旧蔵書引続き購入ほか

ネットで東京のG堂の生田耕作旧蔵書のなかから4冊購入。生田先生蔵書購入は、07年秋の東京古書会館古本市と洋書市、昨年末のG堂ネット購入につづいて、4回目の購入になります。何回見てもまた新しい発見があるのは私も成長しているからでしょう。また予算…

:鶴我裕子『バイオリニストは目が赤い』、イヴリー・ギトリス今井田博訳『魂と弦』

ヴァイオリン関係の本を続けて読みました。ヴァイオリンというだけで2冊には何の関係もありません。鶴我さんが「マイ・フェイヴァリット」のトップに、ギトリスをあげていることぐらいでしょうか。内容もトーンも違います。 鶴我裕子『バイオリニストは目が…

:RENÉE VIVIEN(ルネ・ヴィヴィアン)『La Dame à la Louve(狼を連れた女)』(ALPHONSE LEMERRE, 1904)

とても読みやすく順調に読み進めることができました。220ページの本を10日間で読めたことになります(日本語の本も並行して読みながら)。これはこれまでの最速記録です。フランス語が易しいのはイギリス生まれで半分イギリス人だからかも知れません。 小説…

:京都下鴨納涼古本まつり

麻雀合宿の帰りに京都下鴨神社の古本まつりに立ち寄りました。 初日でしたが午後になってしまったので、朝のうちに出物はさらわれてしまったようです。 いつもは3冊500円など格安本を大量に買うのですが、今年は手で持って帰れる範囲におさまりました。 それ…

:中国のお話関係2冊

井波律子『中国のグロテスク・リアリズム』(平凡社、1992) 荘司格一『中国説話の散歩』(日中出版、1984) 井波律子『中国のグロテスク・リアリズム』を文庫本でW買いしたのがきっかけで読んでみました。これがなかなか面白く、中国ものをもう少しと思い…

:Jean Lorrain『Un Démoniaque』ほか

Jean Lorrain『Un Démoniaque』(E.DENTU、1895年、5000円) 先日、新入社員時の先輩に退職祝の飲み会をしていただいた際に、早めに大阪に出てあちこち古本屋を回りました。結局なんば古書センター内のYブックスで以前からショーウィンドーに飾ってあったJe…

:Patrick Modiano(パトリック・モディアノ)『La place de l’étoile(エトワール広場)』(Gallimard folio、1978)

本を選ぶのを間違えたのか、モディアノだからと安心して読み始めたら、とても難かしくててこずりました。 何で難渋したかと理由を考えてみると、 まず前世紀末から第2次大戦後までのユダヤ問題が話題になっていて、それに関連したありとあらゆる人名が出てき…