2014-06-01から1ヶ月間の記事一覧

:予告どおりほそぼそと購入

前回の報告で、「お金を使いすぎたので、しばらく自制することに」と書いたとおり、古本を買うスピードが若干ゆるんでまいりました。 店頭で買ったのは、下記のみ。 藤沢周『境界』(講談社、98年5月、270円)→これは麻雀会の帰りに難波のT書店で購入したもの…

:CONTES BRUNS par une tête à l’envers(逆さ頭による黄昏物語集)

Honoré de BALZAC/Philarète CHASLES/Charles RABOU『CONTES BRUNS par une tête à l’envers』(éditions des autres 1979年)(オノレ・ド・バルザック、フィラレート・シャール、シャルル・ラブー『逆さ頭による黄昏物語集』) 一昨年、パリの古書店で偶然…

:高橋哲雄『アイルランド歴史紀行』

高橋哲雄『アイルランド歴史紀行』(筑摩書房 1991年) 前回読んだ同じ著者の『二つの大聖堂のある町』が面白かったので、読んでみました。やはり叙述の仕方にとてもセンスがあって、好感が持てました。 冒頭、「海を渡るジョージたち」で、イギリスとアイル…

:イギリス関連ルポルタージュ二冊

/// ジョージ・オーウェル小野寺健訳『パリ・ロンドン放浪記』(岩波文庫 1989年) カレル・チャペック飯島周編訳『イギリスだより―カレル・チャペック旅行記コレクション』(ちくま文庫 2007年) この二冊はルポルタージュというだけで、中身はとんでもなく…

:イギリスの挿絵に関する本二冊

/// 平田家就『イギリス挿絵史―活版印刷の導入から現在まで』(研究社出版 1995年) 清水一嘉『挿絵画家の時代―ヴィクトリア朝の出版文化』(大修館書店 2001年) イギリスの挿絵についての本を二冊読んでみました。この二冊は面白いほど対照的で、『イギリ…