2017-02-01から1ヶ月間の記事一覧
/// 立川武蔵/大村次郷(写真)『聖なる幻獣』(集英社新書 2009年) 森豊『古代人と聖獣』(六興出版 1975年) ともに幻獣本ですが、あまり関連はありません。『聖なる幻獣』は集英社新書ヴィジュアル版というだけにカラー写真がたっぷり入った本で、キール…
今回は美術の分野で二冊収穫がありました。ひとつは標記の本をオークションで。昔、ジョン・マーティンの壮大な絵に惹かれて、画集がないかと探していた時期がありました。トレヴィル刊の画集を手に入れただけでしたので、英語の本だが嬉しい。もちろん絵も…
///表紙 伊藤清司『中国の神獣・悪鬼たち―山海経の世界』(東方書店 1986年) 過耀良編『妖怪畫談全集 支那篇』(中央美術社 1929年) どちらも中国の妖怪が出てくるのと、『妖怪畫談全集』に『山海経』の挿絵がたくさん収録されていることぐらいで、まった…
Hubert Haddad『Le peintre d’éventail』(Zulma 2014年) ユベール・アダッドの比較的近作で、代表作となっているようです。アダッドを読むのは二冊目。「Roman」という雑誌の幻想小説特集号で短篇を読み、ブリヨンに似た作風が気に入ってその作品が収めら…
/// 張競『天翔るシンボルたち―幻想動物の文化誌』(農文協 2002年) 林俊雄『グリフィンの飛翔―聖獣からみた文化交流』(雄山閣 2006年) この二冊は読んだ順番に並べただけで、幻獣本という以外は何の関連もありません。こじつければ題名に「翔」という字…
大阪で昔の同僚との新年会の途上、30分ほど寸暇を惜しんで、標記古書即売会を覗いたところ、珍しい本を購入することができました。まず矢野書房のコーナーで。ここはいつも私好みの文学関係の本が比較的安価で出ています。 丸山薫詩集『一日集』(冬至書房、…