2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧
須賀敦子『コルシア書店の仲間たち』(文藝春秋 1992年) 須賀敦子『イタリアの詩人たち』(青土社 1998年) 若松英輔の本に須賀敦子のことが出てきて、以前、『ミラノ霧の風景』と『ユルスナールの靴』を読んで感銘を受けたことを思い出したので、しばらく…
篠田桃紅『墨いろ』(PHP 2016年) 以前、『日本の名随筆 香』というアンソロジーに収められていた篠田桃紅の「香」の文章がとても気に入ったので買っていたもの。前回まで読んでいた志村ふくみの文章と、片や染織、片や書という違いはありますが、どこか通…
Iwan Gilkin『Ténèbres』(Edmond Deman 1892年)のリプリント 5、6年前にこの本の原本初版がオークションで出品されていて、初めてこの詩人のことを知りました。そのとき、面白いと思ったので入札しましたが当然高値で落札できず、bookfinderで検索して、イ…
志村ふくみ『語りかける花』(人文書院 1993年) 志村ふくみ/志村洋子『たまゆらの道―正倉院からペルシャへ』(世界文化社 2001年) また志村ふくみの続き。今回は、1980年代から新聞や雑誌に連載または掲載された随筆を集めた『語りかける花』と、娘の志村…
志村ふくみ『母なる色』(求龍堂 1999年) 志村ふくみ・文/井上隆雄・写真『色を奏でる』(ちくま文庫 1998年) 志村ふくみを続けて読んでいます。『母なる色』は書き下ろしを中心とした随筆集、『色を奏でる』は、『色と糸と織と』(岩波書店1986年)を文庫…
Paul Féval『Le cavalier Fortune』(OLIVIER ORBAN 1982年) ポール・フェヴァルは、10年ほど前に読んだ『Le Chevalier Ténèbre(暗黒騎士)』以来です(2014年1月11日記事参照)。chevalierとかcavalierとか騎士がお好きな人みたい。フェヴァルの本は日本…