2025-03-01から1ヶ月間の記事一覧
坂部恵『鏡のなかの日本語―その思考の種々相』(筑摩書房 1989年) 鷲田清一のことばを題材にした本を読んだ続きで、しばらく言葉に関する本を読んでみます。まず、同じく哲学者が言葉について書いた本を取り上げてみました。久しぶりに難しい本を読んだ気が…
先月末に、久しぶりに音楽のことを書いたら、勢いがついて、また書きたくなりました。古本の話題から遠ざかっているので、音楽の記事でカバーしていきたいと思います。ぶらあぼのコンサート検索で、奈良でのコンサートがひっかかり、しかも演奏が、葵トリオ…
鷲田清一『「ぐずぐず」の理由』(角川選書 2011年) 鷲田清一『感覚の幽(くら)い風景』(紀伊国屋書店 2007年) 以前、山崎正和の『リズムの哲学ノート』を読んだときに、『「ぐずぐず」の理由』からの引用があり、気になっていたので、読んでみました。…
遠山信男『詩の暗誦について』(日本図書刊行会 1998年) 以前から、詩の暗誦が気になっていました。私自身それほど記憶力がいいほうではなく、一行だけ覚えている詩はあっても、数行にわたって暗誦できる詩は一つもありませんし、歌詞ですらほとんど覚えて…
JEAN-LOUIS VAUDOYER『L’AMOUR MASQUÉ』(NELSON 出版年不詳) 出版年不詳ですが、初版は1908年に刊行されています。廣瀬哲士『新フランス文学』では、前回読んだジルベール・ド・ヴォアザンとともにレニエの弟子筋として紹介されていましたが、こちらの方が…
浅見克彦『響きあう異界―始源の混沌・神の深淵・声の秘義』(せりか書房 2012年) 以前、同じ著者の『時間SFの文法』(青弓社)を読んで、いろいろと教えられることが多かったのと(2022年3月10日記事参照)、最近読み続けている「異界」テーマに触れる本だ…