2026-01-01から1ヶ月間の記事一覧

宇佐美斉編著『象徴主義の光と影』

宇佐美斉編著『象徴主義の光と影』(ミネルヴァ書房 1997年) 象徴主義に関する本を引き続いて読んでみました。年初に読んだ『日仏交感の近代』と同じ編著者によるもので、執筆メンバーも大半が重なっています。こちらも4年間にわたる研究会の成果として出版…

ホーフシュテッター種村季弘訳『象徴主義と世紀末芸術』

ハンス・H・ホーフシュテッター種村季弘訳『象徴主義と世紀末芸術』(美術出版社 1981年) 引き続いて象徴主義絵画に関する本を読みました。象徴主義というより19世紀から20世紀の幻想絵画について幅広い視野から書かれているように見えます。ひところG・R・…

喜多崎親『暗示の構造』

喜多崎親『暗示の構造―象徴主義絵画のレトリック』(三元社 2025年) 私にしては珍しく近刊、だけど古本。象徴主義の重要な技法である暗示が、絵画においてどのように展開されているのか、「暗示」というタイトルに惹きつけられて読んでみました。著者の主張…

G-O・Châteaureynaud『Le château de verre』(G・O・シャトレイノー『ガラスの城』)

Georges-Olivier Châteaureynaud『Le château de verre』(JULLIARD 1994年) 久しぶりにシャトレイノーを読みました。これで9冊目のはずです。正直な感想としては、期待していたほどではなく、きわめて普通の小説。中世が舞台であったり、ブルターニュの海…

宇佐美斉編著『日仏交感の近代』

宇佐美斉編著『日仏交感の近代―文学・美術・音楽』(京都大学学術出版会 2006年) 日仏文化交流に関するテーマの本の続き。本書は、4年間にわたる連続した研究会の成果として出版されたもので、20名の執筆者による456ページの大著となっています。私の知らな…

高階絵里加『異界の海』

高階絵里加『異界の海―芳翠・清輝・天心における西洋』(三好企画 2000年) 引き続き、明治期の日仏文化交流に関する本を読みました。先日取りあげたジュディット・ゴーチェ『蜻蛉集』の挿絵を描いている明治の洋画家山本芳翠の画業について、調査追求し考察…