2026-03-01から1ヶ月間の記事一覧

田辺保『ブルターニュへの旅』

田辺保『ブルターニュへの旅―フランス文化の基層を求めて』(朝日新聞社 1992年) 田辺保の霊的フランス旅の続きです。全体は七章からなり、第一章のフランス中部のエピヌイユ・ル・フルーリエルと、第二章のブルターニュの入口ヴァンデ地方を除いて、残りの…

田辺保『フランス 巡礼の旅』

田辺保『フランス 巡礼の旅』(朝日新聞社 2000年) 田辺保の霊的フランスをめぐる著作の続きです。サンティヤゴ・デ・コンポステーラ巡礼の順路の教会や名所を中心に、フランスにおける巡礼について書かれています。信仰の面から見たロマネスク教会案内とい…

田辺保のフランス・キリスト教に関する二冊

田辺保『フランス 歴史の旅―モンマルトルからサント・マリーへ』(朝日新聞社 1990年) 田辺保『フランスにやってきたキリストの弟子たち―「レゲンダ」をはぐくんだ中世民衆の心性』(教文館 2002年) ロマネスクからの流れで、田辺保のフランス中世キリスト…

Frédérick Tristan『La fin de rien』(フレデリック・トリスタン『くだらない結末』)

Frédérick Tristan『La fin de rien』(le cherche midi 2015年) トリスタンを読むのはこれで、10冊目のはず。登場人物は少なく、文章もきわめてやさしくて、読みやすい。フランス語初級講読の教本に使えそうな感じです。これまで読んだトリスタン作品のな…

コルンゴルト『ヴァイオリン協奏曲』

先月28日、ザ・シンフォニーホールで行なわれた「日本センチュリー交響楽団第296回定期演奏会」へ行ってきました。お目当ては、コルンゴルト「ヴァイオリン協奏曲」で、CDでは昔よく聴いてましたがコンサートでは初めて。演奏は、ヴァイオリンが中野りなとい…

Frédérick Tristan『L’atelier des rêves perdus』(フレデリック・トリスタン『叶えられなかった夢の工房』)

Frédérick Tristan『L’atelier des rêves perdus』(l’aube 1991年) 引き続いてフレデリック・トリスタンを読みます。前回読んだ『La Femme écarlate(深紅の女)』は現代小説でしたが、本作は、宗教改革の時代のヨーロッパとトルコが舞台で、あちこちをさ…