2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧
先日、秋篠音楽堂で行なわれた標記コンサートに行ってきました。 天満敦子さんは、95年3月に、一度サントリーホールで聴いたことがあります。その時も素晴らしい音色と豊かな味わいに魅了されましたが、今回はさらに豊かな音量と熱い演奏に圧倒されました。…
久しぶりにBRIONを読みました。この本は緑一色のクロスでルリユールされていて、表にはタイトル等が一切ありませんので、扉の部分を載せておきます。どこかの図書館からのお下がり本のようです。 LA FOLIE CÉLADONは「青磁狂」と訳すべきだと思いますが、こ…
先週末に、大阪弁天町のオーク古本市初日に行ってまいりました。久しぶりの古本市で期待も高まりましたが、それ程珍しいものは変えませんでした。新田次郎『アルプスの谷アルプスの村』(新潮文庫、昭和54年1月、200円)→最近アルプスづいているため。 古井…
/// 渡辺一夫『へそ曲がりフランス文学』(光文社 昭和36年) 渡辺一夫『うらなり先生ホーム話し―おヘソのつぶやき』(光文社 昭和37年) カッパブックスがこのような格調の高い本を出していたのは知りませんでした。社長の神吉晴夫と東京大学仏文科で一緒だ…
音楽の話題が最近途絶えていますので、ひとつ。 先日、大阪のいずみホールで行われた「サントリー芸術財団コンサート TRANSMUSIC 音楽のエッセンツィア“現代音楽の楽しみ方”作曲家西村朗を迎えて」という長いタイトルの演奏会へ行ってきました。 現代音楽の…
/// 世紀末の53人の文学者のプロフィールを紹介した本。一人ずつ肖像画が添えられています。53人中何かしら作品を読んだことのあるのが三分の一、かろうじて名前を知っている程度が三分の一、残りの三分の一は名前も聞いたことのない人でした。同時代人から…
倫理学の教授である著者が、若き留学生時代に、ヨーロッパの「最後の審判図」を見てまわった時の日誌を公開したものです。たくさん(65図)の写真も掲載されています。 なぜ地獄絵ばかり見てまわったのでしょうか、著者によれば、「自分の研究の主題に、現象…
いつの頃からか、「アラビアンナイト」や「千夜一夜」と書いてあるだけで、わくわくするようになってきました。そんなわけで、著者の本も、アーウィンの訳書に始まり、『図説アラビアンナイト』、岩波新書など出版される都度読んでいます。 この本は岩波新書…
先週土曜日、台風で悪天候が心配されるなか百万遍の古本市へ行ってきました。 幸い台風が南に逸れたため、はじめに小雨が少しぱらついた程度で、後はまったく影響なく、古本を眺めることができました。 台風予報の影響でお客さんがあまり居ず、ゆっくりと見…