2017-07-01から1ヶ月間の記事一覧

:町中の古本屋でフランス書購入

国内ではフランス語の古本は、神田の田村書店、古書会館の洋古書展ぐらいでしか、大量に見ることはありません。関西では、たまに百万遍の古書市でまとまって出るぐらいですが、大阪で飲み会のついでに天神橋筋の天牛書店へ立ち寄ったら、下記の本を見つけま…

:小門勝二『パリの日本人』

外函中 小門勝二『パリの日本人』上巻・下巻(私家版 1969年) 明治から昭和にかけて、パリに滞在した日本人のエピソードを小説仕立てで面白おかしく紹介しています。上下巻合わせて全部で19篇の作品が収められています。紹介されている人物は、村松梢風、藤…

:Jules JANIN『CONTES FANTASTIQUES ET CONTES LITTÉRAIRES』(ジュール・ジャナン『幻想・文芸短篇集』)

/// Jules JANIN『CONTES FANTASTIQUES ET CONTES LITTÉRAIRES』(ressources 1979年) 生田耕作旧蔵書。国内のネットで購入した本。ルリュールの外観と、「神戸奢灞都館主蔵」の印が捺されている扉の部分を載せておきます。 ジュール・ジャナンはネルヴァル…

:『藤村文明論集』

十川信介編『藤村文明論集』(岩波文庫 1995年) 前回の「藤村のパリ」に続き、藤村本人の文章を読むことにしました。3年間のフランス滞在の報告、北米南米旅行の感想、19世紀以降の日本社会についての考察からなり、藤村の西洋との格闘が浮き彫りになる論集…

:河盛好蔵『藤村のパリ』

河盛好蔵『藤村のパリ』(新潮文庫 2000年) 藤村がパリに約3年滞在した時の体験を追いかけた一種のノンフィクション・ドキュメント。いろんなエピソードが連続して冗舌に語られています。当時のパリの様子はどうだったか好奇心を刺激されました。細部の面白…

:『近代日本と仏蘭西』

三浦信孝編『近代日本と仏蘭西―10人のフランス体験』(大修館書店 2004年) 日本人のヨーロッパ体験の本を読んでいますが、今回は、複数の人物のフランス体験を少し時代を広げて検討した本。東京日仏会館創立80周年を記念して行われたシンポジウムの記録です…

:オークション、ディスプレイ用洋書11冊2000円で掘り出し

オークションで、ディスプレイ用洋書一括というのをよく見かけます。そういう場合はたいてい一冊ずつの紹介がないので、背表紙を必死になって読み取ったりしますが、今回そうした苦労が実り、探求書を見つけることができました。 G.O.CHÃTEAUREYNAUD『Les Me…