2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

たにまち月いち古書即売会ほか

天牛堺書店がなくって以来、何とか大阪で古書市があるタイミングで飲み会が来ないかと思っていたら、ちょうどうまい具合に、大阪城集合の飲み会が、大阪古書会館の古書市の初日に当たりました。つい興奮して下記を購入。 鈴木信太郎譯『マラルメ詩集』(創元…

菅谷規矩雄『詩とメタファ』

菅谷規矩雄『詩とメタファ』(思潮社 1983年) 「メタファ」という言葉につられて読んでみました。2部に分かれていて、第Ⅰ部は「現代詩手帖」に長らく連載していた時評をまとめたもの、第Ⅱ部は、詩の音数律やメタファについて書かれています。菅谷規矩雄は以…

CLAUDE SEIGNOLLE「Le Rond des Sorciers」(クロード・セニョール「呪術師たちの輪舞」)ほか

CLAUDE SEIGNOLLE『Le Rond des Sorciers』(PHÉBUS 1993年) CLAUDE SEIGNOLLE『LES CHEVAUX DE LA NUIT et autres récits cruels』(marabout 1967年)(『夜の馬車―残酷譚集』) 2冊も並べていますが、実際に読んだのは、『Le Rond des Sorciers』15篇の…

近世民謡『山家鳥虫歌』ほか

浅野建二校注『山家鳥虫歌―近世諸国民謡集』(岩波文庫 1984年) 藤沢衛彦『図説 日本民俗学全集2 ことば・ことわざ・民謡・芸能編』(高橋書店 1971年)の「民謡編」のみ ポール・クローデルが『Dodoitsu』に訳している元の日本語の都々逸を読んでいるうち…

佐久間隆史『詩と東洋の叡知』

佐久間隆史『詩と東洋の叡知―詩は、計らいの、遥か彼方に』(土曜美術社出版販売 2012年) これまで読んできた海外ハイクについての本のなかで、「西洋では、俳句は見えないものが見えてくる瞬間をスナップショットのように捉えるものであり、禅と共通点があ…