2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧
今月は、フランス書は下記の三冊。ユベール・アダッドは先月フランスの古本屋に発注していたもの。ボードレールとヴェルレーヌのプレイヤード版は、昔から手元にと思いつつ高くて買えなかったのが、オークションで少し安く出ていたので買ったもの。読むはず…
喜多崎親ほか『ギュスターヴ・モロー展―サロメと宿命の女たち』カタログ(パナソニック汐留美術館、あべのハルカス美術館ほか 2019年) 奈良日仏協会で美術クラブ鑑賞会があったので、その準備としてカタログを読みました。昨年の『プーシキン美術館展』のと…
JEAN RICHEPIN『LE COIN DES FOUS―HISTOIRES HORRIBLES』(Le Chat Rouge 2011年) タイトルは、「au coin de feu(炉辺で)」をもじっています。前回読んだ『Les morts bizarres(風変わりな死)』よりはよくできていて、まだリシュパンは3冊しか読んでませ…
河本英夫『哲学の練習問題』(講談社学術文庫 2018年) 日に日に頭もぼけてきたので、考える訓練でもしようかと手に取りました。昔から、大きな視野でものを言う大言壮語的な理論が好きでしたが、この本には大胆な着想、ドラスティックな思考が溢れていて、…
原田武『共感覚の世界観―交流する感覚の冒険』(新曜社 2010年) 4年ほど前に、当時四天王寺にあった一色文庫の100円均一で買った本。目次を見て面白そうだと思ったとおり、興味を刺激する内容でした。何より冒頭から引用される文学作品の文章が、どれも心に…
フランス語の先生から、京都のアンスティチュフランセ関西で、29日にマルシェがあり、その中で古本も売られるという情報を聞き、雨天中止に冷や冷やしながら、行ってみました。たしかに建物の入り口の一角に古本コーナーがありましたが、残念ながら量が少な…