今月は、フランス書は下記の三冊。ユベール・アダッドは先月フランスの古本屋に発注していたもの。ボードレールとヴェルレーヌのプレイヤード版は、昔から手元にと思いつつ高くて買えなかったのが、オークションで少し安く出ていたので買ったもの。読むはずはないが、積年の恨みを果たしました。
HUBERT HADDAD『Un rêve de glace』(ZULMA、06年1月、1864円)→バロニアンの本では代表作として名前が挙がっていた。
Baudelaire『Œuvres complètes』(GALLIMARD、71年7月、3100円)
Verlaine『Œuvres poétiques complètes』(GALLIMARD、68年3月、2700円)
店頭では、恒例の会社OB麻雀会の途上、堺筋本町の槇尾書店にて。
トーマス・パヴェル江口修訳『ペルシャの鏡』(工作舎、93年3月、756円)→幻想哲学小説だの、ルーマニアのボルヘスだのの惹句に誘われて。
高階絵里加『異界の海―芳翠・清輝・天心における西洋』(三好企画、00年12月、1080円)→19世紀末日仏交流の一断面の詳細が記されている。
オークションでは、長谷川郁夫の大作が収穫か。これも読みそうにありませんが。
長谷川郁夫『堀口大學―詩は一生の長い道』(河出書房新社、09年11月、1600円)
柳宗玄監修/写真『フランス古寺巡礼』(岩波写真文庫、55年11月、216円)
植朗子『「ドイツ伝説集」のコスモロジー―配列・エレメント・モティーフ』(鳥影社、13年6月、400円)
アマゾンで下記。妙な味わいの詩を書く人。生駒山麓在住らしいので何かの縁で。
『貞久秀紀詩集』(思潮社、15年4月、1143円)