今秋は、四天王寺の大古本まつりには、用事があって参加できず、代わりに天神さんの古本まつりに行ってきました。仲間の都合で、3日目の19日(土)に集まることになりましたが、事前の天気予報では午前中は雨降らずと出ていたのにもかかわらず、結構な雨降りとなってしまいました。目当ての100円均一はじめ平台はすべて青いビニールシートで覆われ、テント内しか見ることができなかったのは残念。本を見ているのか、雨宿りしてるのか分からない状態でした。
以下報告です。
寸心堂の3冊800円コーナーで、
竹友藻風『鶺鴒』(七丈書院、昭和17年6月、266円)
RENÉ-JEAN CLOT『L’Enfant halluciné』(Grasset、87年12月、267円)
PIERRE-JEAN REMY『UNE VILLE IMMORTELLE』(ALBIN MICHEL、86年12月、267円)
→PIERRE-JEAN REMYがどんな人か知らなかったが、裏表紙の謳い文句に惹かれて。
厚生書店の4冊1000円コーナーで、
服部邦夫『昔話の変容―異形異類話の生成と伝播』(青弓社、89年3月、250円)
高柳克弘『究極の俳句』(中央公論新社、21年9月、250円)
→久保田万太郎論『どれがほんと?』が面白かったので。
「日本の美学28 橋―つなぐもの、わけるもの」(ぺりかん社、98年12月、250円)
保田與重郎『日本の橋』(角川選書、250円)
からすうり?で、
柏木英彦『中世の春―12世紀ルネサンス』(創文社、昭和51年6月、500円)
会場を出て、居酒屋で昼飲み会を行い、その勢いで、天神橋筋の天牛書店、栞書房へ行く。
栞書房で、
宮武正道譯『バヤン・ブディマン物語』(生活社、昭和17年4月、800円)
→マレー語版鸚鵡七十話で、珍しいのを見つけたと喜んでいたら、痛恨のW買い(17年前に500円で買っていた)。
その他は、9月上旬、阪神沿線飲み歩きの会で新在家に行ったとき、北上して、六甲道駅の近くの口笛文庫に立ち寄りました。天神さんの古本まつりに比べると、ずいぶん高い。
ウィルキー・コリンズほか三馬志伸編訳『ヴィクトリア朝怪異譚』(作品社、18年8月、2000円)
堀口大學譯『花賣り娘』(第一書房、昭和15年5月、800円)
高柳誠『廃墟の月時計/風の対位法』(書肆山田、06年6月、1200円)
ネットでは、
上村卍『卍・逆卍の博物誌 第二部 海外篇』(晃洋書房、10年3月、547円)
→これで日本篇とあわせ二冊揃い
鷲田清一『「ぐずぐず」の理由』(角川選書、平成23年8月、381円)
高橋巌『神秘学講義』(角川選書、平成30年11月、155円)