2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧

:森豊の幻獣本三冊

/// 森豊『龍』(六興出版 1976年) 森豊『シルクロードの天馬』(六興出版 1979年) 森豊『シルクロードの怪神怪獣』(六興出版 1982年) これからしばらく幻獣に関する本を読んでみようと思います。まず皮切りは、森豊の「シルクロード史考察―正倉院からの…

:Marcel Béalu『Contes du demi-sommeil』(マルセル・ベアリュ『微睡物語集』)

Marcel Béalu『Contes du demi-sommeil』(Phébus 1979年) 以前読んだ高野優訳『奇想遍歴』(パロル舎 1998年)の元本。翻訳のある本は原則読まないことにしていますが、訳本に含まれていない作品が19篇あるのとのことなので、ついでに全体を読んでみました…

:『堀口大學研究資料集成』ほか

年末になぜかヤフーから大量のポイントを戴いていたので気が大きくなったこともあり、ヤフーオークションにて、次の買い物をしました。新年初の大盤振る舞いです。 松本和男個人編輯『堀口大學研究資料集成第1輯』『〃第2輯』『〃第3輯』『〃第4輯』(松本和…

:杉山二郎の雑誌連載随筆二冊

/// 杉山二郎『風鐸―歳時風物誌』(瑠璃書房 1985年) 杉山二郎『山紫水明綺譚―京洛の文学散歩』(冨山房インターナショナル 2010年) この二冊はいずれも雑誌連載を本にまとめたもので、『風鐸』が1973年から74年にかけての「週刊時事」、『山紫水明譚』は1…

:杉山二郎『大仏再興』

杉山二郎『大仏再興』(学生社 1999年) これで、大仏三部作の一応の完結と謳っていますが、まだかなり書き残していることが、最後の文章「中世から近世の推移として記述するには、さらに一冊の本を必要とする」や「作後贅言(あとがき)」の「大仏の運命帰…

:年末古書市ほか

年末は、阪神百貨店の「歳末古書ノ市」最終日に顔を出しました。私の好みの文学書を中心になかなかの品揃えでしたが、所持している本も多く、結局文庫本二冊を買ったのみ。しかも昔持っていて処分したような気がするものばかり。 荒俣宏『ギャンブル JinxⅡ』…

:「古本ときどき音楽」7年目突入にあたって

定年後の暇つぶしにと始めたこのブログも、早いもので7年目に入ることになりました。体力の衰えを感じるこの頃ですが、まだしばらくは続けたいと思います。これまで先例に漫然と倣って古書店をアルファベットのみで表記していましたが、これを機に、実名表記…