:『堀口大學研究資料集成』ほか

 年末になぜかヤフーから大量のポイントを戴いていたので気が大きくなったこともあり、ヤフーオークションにて、次の買い物をしました。新年初の大盤振る舞いです。
松本和男個人編輯『堀口大學研究資料集成第1輯』『〃第2輯』『〃第3輯』『〃第4輯』(松本和男、06年3月6月9月12月、4冊で5000円)限定200部。

 『第1輯』は著作目録と、短歌と大學の創作詩について、『第2輯』創作詩と訳詩について、『第3輯』訳詩の先行訳との比較、『第4輯』は「月下の一群」受容史という内容です。日夏耿之介との関係や日夏、堀口の門弟を紹介した『第5輯』は所持していたので、これで全冊揃ったことになります。


 オークションでは他にもいろいろ買いました。まずBOOK-OFFのオークションで下記4点。本当は『装飾美術・奇想のヨーロッパをゆく』だけが目当てでしたが、1500円以上送料無料だというので余計に買ってしまいました。
鎌田東二/鶴岡真弓編著『ケルトと日本』(角川選書、平成12年11月、498円)
藤富保男『一壷天』(思潮社、14年10月、498円)
田中清光『言葉から根源へ』(思潮社、15年10月、748円)
鶴岡真弓『装飾美術・奇想のヨーロッパをゆく―ケルトから日本へ』(日本放送出版協会、平成10年4月、198円)
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 それ以外のオークションで下記2点。
フランソワ・ヴィヨン佐藤輝夫訳『ヴィヨン大遺言書』(創元文庫、昭和28年11月、346円)→この文庫のちんまりとしたまとまり具合が何ともいい。
西條八十抒情詩集『愛の帆船』(講談社、昭和52年2月、61円)
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 寒いので外にはあまり行かないつもりでしたが、昨日友人に誘われ、ツイン21古本フェアに久しぶりに行きました。
岡野他家夫『書國畸人伝』(桃源社、昭和37年6月、600円)→平井功についてかなりページを割いて言及しているのを知って。
クロード・ロワ編中村眞一郎訳『シュペルヴィエル詩集』(創元社、昭和26年11月、200円)
近畿日本鉄道・近畿文化会編『大和路新書9 生駒 平群』(綜芸舎、昭和48年6月、200円)
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 堺筋本町天牛堺書店で買ったのは次の2冊。
四方田犬彦『摩滅の賦』(筑摩書房、03年10月、626円)→この本は見たことがなかった。「摩滅」というのは廃墟と同じ波長を持っているので、ひと頃流行った廃墟ブームの一環か。
森繁久彌『見て来た・こんな・ヨーロッパ』(中公文庫、92年11月、108円)
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