2015-08-01から1ヶ月間の記事一覧

:村松嘉津引き続き二冊

///村松嘉津『帰佛日記』(六興出版社 1949年) 村松嘉津『日佛の間に在りて』(東文館書院 1979年) 引き続き村松嘉津を読んでいます。今回はかなり毛色の異なった二冊。 『帰佛日記』は昭和15年ドイツ軍のフランス侵攻を機にフランス人の夫と別れて日本に…

:たにまち月いち古書即売会ほか

下鴨神社古本まつりへ行ったばかりなのに、うろうろしているうちにまた何冊か買いこんでおりました。恒例OB麻雀会の日、行きは堺筋本町T書店にて、 安永壽延『日本のユートピア思想―コミューンへの志向』(法政大学出版局、71年11月、216円)→コミューンとい…

:村松嘉津の二冊

函中村松嘉津『フランスに生きる』(白水社 1961年) 村松嘉津『ヴェルサイユ春秋』(創元社 1957年) 村松嘉津のことは学生時代はまったく知りませんでした。よく覚えてませんが、古本仲間から教えてもらったのか、いつ頃からか集めるようになりました。初…

:世界紀行文學全集『フランスⅡ』

世界紀行文學全集『フランスⅡ』(修道社 1971年) 『フランスⅠ』に引き続き、三段組442頁の大部の本を読みました。この本でもっとも惹きつけられたのは、新感覚派的文章が冴えている岡本かの子、ミシュレを引きながら歴史への熱情を感じさせる中村光夫、物語…

:下鴨納涼古本まつり報告

遅ればせながら初日の11日に行った下鴨古本まつりの報告です。9時半に会場に着き、ぶらぶらした後、例年収穫のあるK文庫の前で待機しました。それぞれお目当ての店があるようで、私の古本仲間はS堂の前で待機。 さっそく、K文庫で下記二冊をゲット。 赤尾兜…

:Robert Margerit『Mont-Dragon』(ロベール・マルジェリ『モンドラゴン』)

Robert Margerit『Mont-Dragon』(La Table Ronde 2006年) この作家は、昔ラルースの現代文学事典をぺらぺらめくっていた時に見つけた作家で、エキセントリックで熱狂的な人物が登場するといった紹介で興味を持ちました。3年前パリでの本買いツアーで購入し…

:久しぶりに神保町

学生時代から続いている夏合宿があり、千葉房総半島まで行って昨日帰ってきました。帰りがけに神保町に1時間半ほど立ち寄りました。 駆け足でまわったので、店は5軒ほどしか行けませんでした。V、K書店、T書店、O書店、古書K。 Vは、品ぞろえが豊富で値段も…

:世界紀行文學全集『フランスⅠ』

世界紀行文學全集『フランスⅠ』(修道社 1972年) 長年本棚で温めている本のなかで、三段組400頁以上もある重圧感から、もう死ぬまで読まないだろうと思っていた本を取りだして読んでみました。世界紀行文學全集は6冊しか持ってませんが、どれも読んでおりま…