2014-03-01から1ヶ月間の記事一覧

:雑誌「Roman 13―Le Fantastique」(「小説 13号 幻想小説特集」)

Hubert Haddad他「Roman13―Le Fantastique」(Renaissance 1985年) 初めてフランスの雑誌を通読しました。同人誌的な季刊雑誌らしく、この号に寄稿もしているFrançois Coupryという人が編集長。小説が9篇、評論が6篇、インタヴュー1篇。巻末に付録がついて…

:高橋哲雄『二つの大聖堂のある町』

高橋哲雄『二つの大聖堂のある町』(ちくま学芸文庫 1992年) イギリス本を続けて読んでますが、今回読んだのは、経済学者が書いた本です。さすがに文学者とちがって社会科学的な思考訓練を受けているので、問題意識がはっきりしていて、文章がきりっとして…

:イギリス紀行二冊

/// 成田成壽『イギリス娘―ヨーロッパ紀行』(研究社 1955年) 江國滋『英国こんなとき旅日記』(新潮社 1992年) 矢野峰人の『片影』を読んだ流れで、イギリス紀行に関する本を探し出しました。これからしばらく英国ものを読んで行こうと思います。この二冊…

:矢野峰人二冊

/// 矢野峰人『片影』(研究社 1931年) 矢野峰人『曲中人物』(靖文社 1948年) 『世紀末英文学史』に引き続き矢野峰人を二冊。 『片影』は、これまでの評論評伝エッセイとは一味違い、1926年夏から28年春にかけ矢野峰人が渡英した際、イギリス、アイルラン…

:寒い日々はオークションで

そろそろ暖かくなりそうですが、寒い日は外に出ずにオークションでも眺めるのに限ります。というわけで、一人の出品者からフランスもの下記3点を購入。 阿部良雄ほか『フランス文学講座5 詩』(大修館書店、昭和54年10月、500円)→講座とか大勢の共著者のいる…

:矢野峰人『世紀末英文學史』

/// 矢野峰人『世紀末英文學史 上』(牧神社 1978年) 『世紀末英文學史 下』(牧神社 1979年) 2冊に及ぶ大著なので敬遠しておりましたが、思い切って読んでみると、意外や講談を聞いているが如き口調の良さに、知らぬ間に酔い痴れておりました。書かれたの…

:いこま国際音楽祭

「ときどき音楽」が最近なおざりになっているのでひとつ。先週金曜日に「いこま国際音楽祭」に行ってきました。正式名称は、 第4回いこま国際音楽祭 ガラコンサート パート1―シューベルトとその大先輩、大後輩たち というものです。この音楽祭はドイツを拠…

:LUC BÉRIMONT『LES LOUPS DE MALENFANCE』(リュック・ベリモン『マランファンスの狼』)

LUC BÉRIMONT『LES LOUPS DE MALENFANCE』(Marabout 1962年) 学生の頃、ラルースの現代文学事典の説明文を片っ端から読んで、気に入りそうな作家をピックアップしていた時に知った名前。シュネデールのフランス幻想文学史にも出てこないし、これまであまり…

:エルンスト・ルナン『思い出』

エルンスト・ルナン杉捷夫訳『思い出―幼年時代・青年時代』(創元社 1949年) このところ読んでいる本は、Mistler(ミストレール)の『Le bout du monde(この世の涯)』といい、堀切直人の『本との出会い、人との遭遇』といい、共通するのは回想録だというこ…