:寒い日々はオークションで

 そろそろ暖かくなりそうですが、寒い日は外に出ずにオークションでも眺めるのに限ります。というわけで、一人の出品者からフランスもの下記3点を購入。
阿部良雄ほか『フランス文学講座5 詩』(大修館書店、昭和54年10月、500円)→講座とか大勢の共著者のいる本は敬遠気味だが、この大修館書店のシリーズは中身が濃いようだ。
松尾邦之助『巴里横町』(鱒書房、昭和28年4月、400円)→この人のパリものはいくつあるのか次から次へと出てくる。表紙の絵に味がある。
杉捷夫『フランスだよりその他』(学風書院、昭和34年6月、300円)
///

 最近よく買う別の出品者からは下記2点を購入。
西岡武良『愛書異聞』(沖積舎、昭和56年4月、460円)→よく古書店で見て買わずにいた本だが、堀切直人の本を読んで興味を持った。
小林嵯峨『うめの砂草―舞踏の言葉』(アトリエサード、05年12月、800円)→土方巽のお弟子さんの書いた本。大学時代土方巽の京都公演に一緒に来ていた。

 また別のところから下記。
『現代抒情詩と随筆選集 草笛集』(草原書房、昭和22年6月、460円)→先日購入した西條八十『わが詩わが夢』と同じシリーズ。くすぐったいような詩と随筆が載っている。詩は西條八十川路柳虹竹中郁、城左門、笹澤美明、近藤東ら、随筆には岩佐東一郎「茶煙亭随筆抄」など。

 ネットショップでは、大手Aの古本部門で。
越知保夫『好色と花』(筑摩書房、70年7月、666円) →よく分からないが、若松英輔が取りあげていたので。上記の西岡武良『愛書異聞』にも出てくる。


 寒いと言いながらも、飲み会で外出した日もあり、難波のT書店へ立ち寄り、
吉田加南子訳『デュブーシェ詩集』(思潮社、88年1月、480円)→ボンヌフォアと似た凝縮された詩に魅せられて。
柳田泉『西洋文学の移入』(春秋社、昭和49年7月、480円)→文学界の動向に目を配りつつ年代別国別に翻訳された西洋文学を記録している。

 近所の新古書店にて、
玉村豊男『ロンドン旅の雑学ノート』(新潮文庫、平成7年8月、52円)