百万遍知恩寺の秋の古本まつりほか

 知恩寺秋の古本まつり、今年は初日は都合が悪く、3日目になりました。チャリティオークションが4年ぶりに開催されていて、久しぶりに懐かしい掛け声を聞きながら、古本を眺めました。

 キクオ書店、竹岡書店の3冊500円均一棚は、3日目とあって荒らされ尽くして見る影もなく、かろうじて、三密堂書店の3冊500円棚で、一束買うことができました。
宇井無愁『阿蘭陀めがね』(東光堂、昭和18年3月、167円)
→表紙を見れば買わないわけには行かない。
川田順造『母の声、川の匂い』(筑摩書房、06年1月、167円)
桑原武夫全集6 世界遊記』(朝日新聞社、昭和43年12月、166円)
→航空運賃も高くなって海外も行けなくなったので、居ながらにして世界漫遊。
    
 はずれた一画に店舗を構えている小亀屋で下記3冊。
金子武蔵『哲学散歩―ヨーロッパ回想記』(読売選書、昭和45年3月、300円)
→これもヨーロッパ旅気分を味わおうと。ついでに賢くもなる。
網谷厚子『日本語の詩学―遊び、喩、多様なかたち』(土曜美術社出版販売、99年11月、750円)
リチャード・モリスはやしはじめ訳『光の博物誌―神話・絵画・写真・現代物理学etc.』(白揚社、80年6月、700円)

 最後に暮靄書房というところで、
三木成夫『海・呼吸・古代形象』(うぶすな書院、92年12月、900円)

 ほかでは、10月半ば、小学校の同窓会が三宮であったので、駅南にある三宮駅古書店口笛文庫が運営)に立ち寄りました。
金子光晴譯『ブェルハァレン詩集』(新潮社、大正14年3月、700円)

 オークションでは、
斎藤茂吉選集 第二巻 歌集 遠遊・遍歴・ともしび』(岩波書店、81年6月、200円)
→これも世界漫遊。

 アマゾン古本(ヴァリューブックス)で、
奥野信太郎『藝文おりおり草』(東洋文庫、92年9月、27円)
→定価2200円の新品同様美本がこの安さ