アンスティチュフランセ関西のbouquinerie solidaire(古本出店)

  フランス語の先生から、京都のアンスティチュフランセ関西で、29日にマルシェがあり、その中で古本も売られるという情報を聞き、雨天中止に冷や冷やしながら、行ってみました。たしかに建物の入り口の一角に古本コーナーがありましたが、残念ながら量が少ない上に、新しい作家が多く、英米の仏訳などもかなり交じっていて、期待外れ。一冊だけ、Frédérick Tristanの『Les Égarés(迷った人々)』500円に触手が動きましたが、大部でとても読めそうにない感じがしたので、結局買いませんでした。

 

 近くの吉岡書店に寄って、下記を買い、はるばる京都まで行った記念としました

「仏文研究XL」(京都大学フランス語学フランス文学研究会、09年10月、300円)→宇多直久という人の「マックス・ミルネルとロマン主義文学史サタン篇」という論文が掲載されている。原書を持っているがとても読めそうにないので代わりに。

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 フランス書では、先月のはじめにbookfinder.comで検索して、三冊を発注、そのうち二冊が早々と到着。

J.M.A.Paroutaud『LA DESCENTE INFINIE』(on verra bien、16年3月、2543円)

Maurice Pons『Le passager de la nuit』(du Rocher、17年5月、836円)

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 他は、オークションで下記。

呉茂一『ぎりしあの詩人たち』(筑摩書房、昭和31年9月、500円)

松井好夫『大手拓次 人と作品』(上毛新聞社出版局、67年、800円)

ウィル・ワイルズ茂木健訳『時間のないホテル』(東京創元社、17年3月、819円)

谷川健一常世論―日本人の魂のゆくえ』(講談社学術文庫、89年10月、500円)

マリア・M・タタール鈴木晶訳『魔の眼に魅されて―メスメリズムと文学の研究』(国書刊行会、94年3月、1000円)

林三郎『人間巴里』(文藝春秋新社、昭和33年11月、50円)

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 オークションで、ネーモー・ウーティス『ギリシアの墓碑に寄せて』が落札できなかった腹いせに、アマゾン古本で下記を購入。

澤柳大五郎『アッティカの墓碑』(グラフ社、89年11月、769円)

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