先週、京都知恩寺で行われた秋の古本市初日に行ってまいりました。いつものように出町柳から百万遍の途中にある臨川書店の大安売り路上即売会に立ち寄り、下記を購入。
中込純次『文学に現れたパリ』(三笠書房、78年2月、100円)
Anna de Noailles『L’Offrande』(La Différence、91年2月、50円)
Max-Pol Fouchet『Anthologie thématique de la Poésie française』(Seghers、58年、50円)→Bizarre、Fantaisie、Magie、Mer、Nuit、Prière、Rêve、Souvenir、Vinなど54のテーマ別アンソロジー。126人の詩人が登場。バシュラールが裏表紙の宣伝文を書いていた。
フランス語の本は3冊100円でしたが2冊しか買わなかったので1冊50円となる。
秋の古本まつりは、今回は低調で、萩書房が均一本を出しておらず、キクオ、竹岡、赤尾も白い本が多かったです。探求書は1冊も買えず。キクオ書店の3冊550円で(消費税が上がって外税になってしまった)、
別役実『ベケットと「いじめ」―トラマツルギーの現在』(岩波書店、87年7月、183円)
マルティン・ガードナー坪井忠二/小島弘訳『自然界における左と右』(紀伊國屋書店、71年2月、184円)
坂口昻吉『中世キリスト教文化紀行―ヨーロッパ文化の源流をもとめて』(南窓社、95年6月、183円)
竹岡書店の3冊550円(だったと思う、ひょっとして500円?)で、
松井好夫『ボードレール―生涯と病理』(煥乎堂、69年2月、183円)
鳥越輝昭『ヴェネツィア詩文繚乱―文学者を魅了した都市』(三和書籍、03年6月、184円)
松浦寿輝『クロニクル』(東京大学出版会、07年4月、183円)
indigo bookの2冊550円で、
Gilles Laurendon『Les buveurs d’infini』(belfond、03年6月、275円)
デヴィッド・ボーム佐野正博訳『断片と全体―ホリスティックな世界観への実験的探究』(工作舎、85年3月、275円)
小亀屋で、この日最高値の本。
佐岐えりぬ『おしめをした玉鬘―私のパリ回想』(有学書林、93年4月、825円)
古本市以外では、飲み会ついでに立ち寄った奈良の柘榴ノ國で、長年の探求書を購入。
宇佐見英治『秋の眼』(湯川書房、昭和49年12月、4950円)→装丁に凝ったきれいな本。限定190部の37番。
小島政二郎『木曜座談』(小峰書房、昭和17年7月、440円)→この本も装丁が気に入って。
秋の眼
Amazon古書で、
ルードウィヒ・ウィトゲンシュタイン中村昇/瀬嶋貞徳訳『色彩について』(新書館、02年6月、159円)
オークションでは下記。
関川左木夫『詩集「聖三稜玻璃」解説』(大雅洞版付録、?、520円)
高柳誠『月の裏側に住む』(書肆山田、14年4月、100円)
岩佐壮四郎『抱月のベル・エポック―明治文学者と新世紀ヨーロッパ』(大修館書店、98年5月、891円)