下鴨納涼古本まつりほか

 先週、下鴨古本市の初日に覗いてきました。休日のため人出が多く、古本は見にくいわ、暑いわでぐったり。昼食は、古本仲間と、生ビールとから揚げ&ソーセージ。再び会場へ取って返し、1時間ほど見てから、また喫茶店へ。ソーダフロートで蘇りました。

 そんな話はともかく、購入したのは、全部で7冊。昔に比べるとずいぶん少なくなりました。開場と同時に、吉岡書店にて、下記4冊。
酒井紀美『夢語り・夢解きの中世』(朝日選書、01年9月、150円)
『齋藤怘詩集』(土曜美術社、97年6月、500円)
佐久間隆史『詩学序説―詩の崩壊と再建』(花神社、98年8月、500円)
ゲルトルート・フィーゲ松下ゆう子訳『カスパー・ダーヴィト・フリードリヒ』(PARCO出版、94年2月、800円)
    
 口笛文庫ではいつも、フランス語の本が結構出ています。
ÉMILE VERHAEREN『Les Blés mouvants』(MERCURE DE FRANCE、25年12月、300円)

 栞書房にて、
J.A.ハドフィールド伊形洋/度会好一訳『夢と悪夢』(太陽社、昭和46年6月、200円)

 午後の部は、福田屋書店で、下記1冊のみでしたが、この日一番の収穫か。
Georges BONNEAU『RYTHMES JAPONAIS』(ORIENTALISTE PAUL GEUTHNER、33年2月、300円)
→印刷は神戸。著者は、京都大学教授や日仏会館の館長をしていた人。都都逸、短歌、俳句、現代詩(堀口大学北原白秋西條八十)の原詩、ローマ字音、仏訳が並記されている。

 前回報告から、1カ月半ぐらいになるので、オークションでぽつぽつと買っていても、結構な量になりました。まずフランス書では、版画の挿絵が入ったシリーズ。EDMOND JALOUXがお目当てで、4冊600円で落札。
EDMOND JALOUX『LA FIN D’UN BEAU JOUR』(ARTHÈME FAYARD、30年3月、150円)
MARC CHADOURNE『VASCO』(ARTHÈME FAYARD、36年5月、150円)
PANAÏT ISTRATI『MÉDITERRANÉE』(ARTHÈME FAYARD、39年?、150円)
PANAÏT ISTRATI『LE BUREAU DE PLACEMENT』(ARTHÈME FAYARD、36年4月、150円)

 田中清光の山の散文二冊。
田中清光『山上の竪琴』(文京書房、82年6月、726円)
田中清光『山のメルヒェン』(文京書房、89年12月、836円)
  
 他は、
ユリイカ 総特集:須永朝彦1946-2021」(青土社、21年9月、1100円)
『サーデグ・ヘダーヤト短篇集』(慧文社、平成19年7月、1202円)
江場秀志『黄泉(よみじ)の森』(審美社、平成8年2月、392円)
白洲正子『かくれ里』(講談社文芸文庫、91年4月、550円)
「ambos mundos ヨーロッパの小さな音楽たち」(インパクト出版会、99年10月、110円)