2025-08-01から1ヶ月間の記事一覧

神田神保町古書街、阪神百貨店古書ノ市ほかいろいろ

前回報告から、2ヵ月経ちましたが、今回は、けっこう古書市や古本屋に行きました。まず、一昨日、昨日と東京に用事があって出かけたついでに、神田の古本街を覗いてきました。 欲しい本が見つかったり、見たことのない本で気を惹かれるのがあったりしても、…

巽孝之『メタフィクションの思想』

巽孝之『メタフィクションの思想』(ちくま学芸文庫 2001年) 大昔、まだ中学か高校のころだと思う、筑摩文学大系のローレンス・スターン『トリストラム・シャンディ』をふと手にして(たぶん途中で投げ出した)、それまで小説について抱いていた観念が払拭…

小田中章浩『フィクションの中の記憶喪失』

小田中章浩『フィクションの中の記憶喪失』(世界思想社 2013年) 何とも痺れるようなワクワクするようなタイトル。まさに私の探していた本です。学生のころに、矢島輝夫、上田周二、バタイユ、H・H・ヤーンなど、夢の中をさまようような境地を描いた小説を…

森岡貞香に関する本二冊

中野昭子『森岡貞香「白蛾」「未知」「甃」の世界―わたくしの全身をこめたわたくしのうたを』(短歌研究社 2005年) 山中登久子『森岡貞香断章』(本阿弥書店 2010年) 短歌について続けて読んできましたが、短歌シリーズの最後として、以前から気になってい…

JEAN LORRAIN『LE SANG DES DIEUX』(ジャン・ロラン『神々の血』)

JEAN LORRAIN『LE SANG DES DIEUX』(EDOUARD-JOSEPH 1920年) 10年ほど前、パリのサン=シュルピス教会近くの古本屋CLAUDE BUFFETで買った詩集。Émile ALDERという人の木版画挿絵が10点ついた1920年の再版です。初版は1882年、ジャン・ロラン27歳のときに自…

塚本邦雄『百珠百華』

塚本邦雄『百珠百華―葛原妙子の宇宙』(砂子屋書房) 塚本邦雄が葛原妙子の百首を選び、独自の鑑賞をした本を、むかし読んだことを思い出して、再読してみました。15年ほど前になりますが、そのときの読書ノートを参照してみると、16首の作品に〇がついてい…