2026-02-01から1ヶ月間の記事一覧

最近買った古本:冬のあいだは細々と

今年に入って、ネットでは1冊も買わず、古本市と古本屋にそれぞれ1回ずつ行ったのみ。まず、2月14日、家内の用事の付き添いで大阪に出たついでに、たにまち月いち古本市を覗いて、下記3冊。お目当ての寸心堂の出品がなく、がっかり。宮城道雄『水の変態』(…

金沢百枝『ロマネスク美術革命』

金沢百枝『ロマネスク美術革命』(新潮社 2015年) 引き続きロマネスク美術に関する本。歴史的な視点から、ロマネスクの登場と、ゴシックへの移行、ロマネスクの再発見という流れを明快に説いて分かりやすい。ロマネスク彫刻に関する本と思っていたら、写本…

ロマネスク聖堂をめぐる旅の本二冊

西出真一郎『星明りの村―フランス・ロマネスク聖堂紀行』(作品社 2008年) 高坂知英『ロマネスクの園』(リブロポート 1989年) 重厚な本が続いたので、ここらで気軽な本で休憩。西出真一郎の本は、2年ほど前に『木苺の村』を読んでたいへん感銘を受けたこ…

エルネスト・ファヌリ『「ミイラ物語」による交響的絵画』

Ernest FANELLI『Symphonic Pictures‘The Romance of The Mummy’』(MARCO POLO 8.225234) Slovak Radio Symphony Orchestra, Adriano(指揮) こんな曲があるのを知ったのは、昨年末読んだ吉川順子『詩のジャポニスム―ジュディット・ゴーチェの自然と人間…

Frédérick Tristan『La Femme écarlate』(フレデリック・トリスタン『深紅の女』)

Frédérick Tristan『La Femme écarlate』(Fallois 1988年) これからしばらくフランス書はフレデリック・トリスタンを読んでいきます。昨年12月に読んだ『LA GESTE SERPENTINE(蛇状叙事詩)』があまりにも面白かったので。ところが本作の小説の作り方は、…

牟田口義郎『あの夏の光のなかへ』

牟田口義郎『あの夏の光のなかへ』(近代文芸社 2002年) 著者の牟田口義郎については、今から25年ほど前に、アミン・マアルーフ牟田口義郎訳『サマルカンド年代記』をとても面白く読み、訳者はどんな人なんだろうと、20年前ぐらいに、『地中海音楽絵巻』を…