:京都下鴨納涼古本まつり

 麻雀合宿の帰りに京都下鴨神社の古本まつりに立ち寄りました。
初日でしたが午後になってしまったので、朝のうちに出物はさらわれてしまったようです。
いつもは3冊500円など格安本を大量に買うのですが、今年は手で持って帰れる範囲におさまりました。


 それでも長年探していた多田智満子の第一詩集が見つかったので行った甲斐がありました。少々高かったですが、麻雀で勝った勢いもあり購入。詩のどの断片を見てもぞくぞくします。

多田智満子『薔薇宇宙』(昭森社、64年3月、4500円)


 フランスものがほとんどになってしまいました。
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PAUL BOURGET『LE SENS DE LA MORT』(LIBRAIRIE PLON、1917年、200円)
杉捷夫『フランス文學論稿』(實業之日本社、昭和17年8月、167円)
大塚幸男『写真 フランス文学史』(現代教養文庫、昭和37年4月、100円)
桑原武夫全集2『文学的フランス』(朝日新聞社、昭和44年2月、167円)
井沢義雄『ヴァレリーの詩 若きパルク』(彌生書房、昭和48年5月、500円)
鷲巣繁男詩集『記憶の書』(思潮社、75年4月、167円)
吉岡正敞編著『フランス語ことわざ集』(駿河台出版、76年10月、100円)
佐藤朔『超自然と詩―フランス文学と日本文学』(思潮社、81年10月、1400円)
長田弘『笑う詩人』(人文書院、89年6月、800円)
(167円は3冊500円のもの)


 雨の予報が出ていて、途中でぱらぱら降り始めたとき、本にぽつぽつと雨粒がつくので、お店の方にシートをかけなくても大丈夫かと促しましたが、まだ大丈夫と平然としているのでやきもきしました。2、3回同じような状況がありましたが、言うとおりすぐ止みました。長年の知恵でしょうか。