:矢野峰人詩集『影』ほか

 先月末、サンボーホールひょうご大古本市で、買いそびれた本がどうしても気になって、ネットで調べたら安く出ていたので買いました。少し縦長の判型で装丁が魅力的、またタイトルに惹きつけられました。
福原麟太郎『われとともに老いよ―ブラウニング随想』(新潮社、昭和51年12月、100円)
 その際、同じアマゾンで、欲しかった本が安く出ているのを見つけて購入。著者の中島さんとは天神さんの古本市で一度お会いしたことがあります。
中島俊郎『オックスフォード古書修行―書物が語るイギリス文化史』(NTT出版、11年9月、481円)
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 ヤフー・オークションでは、少々高いが探求書を1冊購入。限定75部のうち5番。昭和18年台北の日孝山房から出したものの新装再版。静けさと薄暗さと哀しみ、呟きに満ちた詩篇
矢野峰人第三詩集『影』(大雅洞、昭和45年5月、2160円)

 同じくヤフー・オークションにて。
比較文化研究所蔵書目録Ⅱ 日本近代詩集』(東京女子大学附属比較文化研究所、昭和48年3月、300円)→明治15年から昭和18年までの全詩集(590タイトル)と、個人詩集は昭和30年代まで収録。
前川知賢『西條八十論』(彌生書房、85年6月、430円)→「象徴詩人としての西條八十」という章に70ページ弱当てられている。
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 会社OB麻雀会途上の堺筋本町天牛書店にて、発作的にいろいろ買ってしまいました。
鹿島茂『パリの日本人』(新潮社、09年10月、518円)
高橋康雄『乱歩―キネマ 浅草コスモス座』(北宋社、発行日不明、518円)
ロジェ・カイヨワ金井裕訳『夢について―あるいは暗黒の島の虜人』(思潮社、71年12月、518円)→86年刊の再版は所持し読んでもいるが、初版のテイストがまったく違うので。
緇川涀城『鐘の話―日本の鐘・世界の鐘』(百華苑、昭和47年8月、519円)→「くろかわけんじょう」と読む。鐘の蘊蓄を披露した「教養篇」と東西の伝説を集めた「物語篇」からなる。
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 4月末から5月初旬にかけて、四天王寺と京都勧業館の古本市が続きます。どうなるか。