:『竹友藻風詩集』ほか

 鬱陶しい時節はほそぼそとネットで購入。塵も積もればとやらで、けっこうな数になりました。
 まず、ヤフーオークションにて。今回はあまり書くことがないので、出品者のお名前もついでにご紹介します。
 antique-onitaroさんから、
竹友藻風詩集』(新潮社、昭和2年11月、1000円)→『祈禱』『浮彫』『時の流に』『希臘詞花抄』の既刊詩集から創作詩を集成したもの。静謐と抒情に溢れた佳品が揃っている。
 前回『ブローク詩集』を購入したkeikoさんから、
畑健彦訳『トラークル詩集 原初への旅立ち』(国文社、68年2月、1300円)
 いつも格安でご提供いただいているmasatosannから、下記2冊。
岡崎義惠『日本詩歌の象徴精神 中世近世篇』(宝文館、昭和35年11月、50円)
シズリ・ハドルストン益田道三譯『續巴里の藝術家たち』(昭森社昭和19年3月、50円)
 いつも詩関連の珍しい本を出品されているtoshikaiさんから、
丸山薫『物象詩集』(河出書房、昭和16年2月、300円)→既刊の詩集から抜粋したもの。
 これもいつも格安で良書をご提供いただいているkanroさんから、珍しい下記2冊。
塚本邦雄 レコードコンサートPartⅠ 三文オペラ』(書肆季節社、80年10月、172円)
塚本邦雄 レコードコンサートPartⅡ シャンソン・リテレールのすべて』(書肆季節社、80年11月、173円)
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 アマゾンでは、
岡崎義惠『日本詩歌の象徴精神 古代篇』(羽田書店、昭和25年3月、1円)→これですでに所持している現代篇と合わせて、『日本詩歌の象徴精神』三部作が揃った。
原章二『人は草である―「類似」と「ずれ」をめぐる考察』(彩流社、13年3月、198円)→ローデンバック『死都ブリュージュ』について一章割いている。

 店買いでは、麻雀会の途上いつもの堺筋本町天牛書店にて、
D・R・ホフスタッター竹内郁雄/斉藤康己/片桐恭弘訳『メタマジック・ゲーム―科学と芸術のジグソーパズル』(白揚社、90年9月、324円)→自己言及パラドックスとナンセンス詩の項目があったので。
牟田口義郎『あの夏の光のなかへ』(近代文芸社、02年8月、324円)→牟田口義郎が若き日「詩学」に寄稿していて嵯峨信之と交流しまたフランス詩を訳していたとは知らなんだ。
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