:200円均一本ほか安い本ばかり

 昨年50年ぶりに参加した小学校の同窓会の延長で、2月初めに幼稚園(!)の同窓会というのを企画して梅田で飲んだ帰り、難波のT書店で200円均一、
江國滋『伯林感傷旅行―旅券は俳句』(新潮社、91年6月、200円)→これでこの吟行シリーズは、イタリア、スイス、英国、国内と揃った。

 近所の散歩がてら、新古書店Bにて半額セール。105円の本まで半額になりました。
谷川俊太郎『詩めくり』(ちくま文庫、09年9月、225円)→大御所だが謎めいた哲学詩風の味わいが好き。
谷川俊太郎作W.I.エリオット/川村和夫訳『62のソネット+36』(集英社文庫、09年7月、52円)
洲之内徹『帰りたい風景―気まぐれ美術館』(新潮文庫、平成11年8月、175円)→皆がいいというので買ってみた。
タニス・リー木村由利子/佐田千織訳『ゴルゴン―幻獣夜話』(ハヤカワ文庫、96年2月、53円)
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 麻雀会のついでにいつもの堺筋本町T書店で、200円均一コーナーと、向かいの文庫本150円均一で、
辻邦生『シャルトル幻想』(阿部出版、90年9月、200円)
鷲田清一/内田樹『大人のいない国』(プレジデント社、08年10月、200円)
澤瀉久敬『ベルクソンの科学論』(中公文庫、63年7月、150円)
安いというだけで買っていては本棚が持ちませぬ。

 帰りがけに大江橋T書店で、やはり200円均一。
高宮利行『アーサー王伝説万華鏡』(中央公論、95年2月、200円)
エドワード・H・シェーファー西脇常記訳『神女―唐代文学における龍女と雨女』(東海大学出版会、78年11月、200円)
少し安すぎやしませんか。

 オークションでは、一人の出品者から古い本が安く出ていたので、たくさん落札。
吉江喬松『文藝随筆 朱線』(人文書院昭和12年3月、500円)
土岐善麿『ことば随筆』(宝文館、昭和32年4月、300円)
西條八十『随筆と抒情詩 わが詩わが夢』(草原書房、昭和22年7月、300円)→川路柳虹の『春愁抄』と同じシリーズ。
西條八十『黄菊の館』(同盟出版社、昭和19年1月、500円)→戦意高揚詩がほとんどだったので、がっかり。装幀は藤田嗣治
谷崎潤一郎『摂陽随筆』(中央公論社昭和10年5月、300円)→この版で「陰翳礼讃」を読みたかった。
少しセーヴしないと。
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 友人らから安い本ばかりだと揶揄されておりますが、貧乏な大学時代に培われたこの癖はなかなか治癒しそうにありません。