:新年初買い、ツイン21古本フェアなど

 年末の阪神古書市以降、年が明けてからは外出する機会も少なく、会社OB麻雀会でいちど大阪へ出ただけ。それも淋しいと、金曜日、ツイン21の古本フェアに行ってまいりました。

 が、出店者も同じような顔ぶれで、見たことのあるような本が多く、しかも値段が高い。何も買わないのも癪だと次の5点を購入。
前川道介『アブラカダブラ奇術の世界史』(白水社、92年5月、800円)
ミシェル・トゥールニエ近田武/植田祐次訳『魔王』(二見書房、昭和47年3月、1000円)
森内俊雄『夢のはじまり』(福武文庫、87年1月、250円)
井村君江ケルトの神話』(ちくま文庫、10年11月、300円)
黒島伝治『渦巻ける烏の群他三篇』(岩波文庫、05年7月、200円)→この本についての文章を読んで面白そうだと思ったので。だが誰がどこに書いていたかまるで覚えていない。いよいよボケのはじまりか。
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 麻雀会の折りは恒例の堺筋本町T書店で下記の2冊を買ったのみ。
梅津忠雄『中世人の知恵―バーゼルの美術から』(新教出版社、84年8月、780円)→ベックリンのことが書いてあれば買わないわけにはいかない。
勝見洋一『餞』(幻戯書房、11年8月、780円)→著者についてはもっぱら美食と骨董の人と思っていた。幻想小説への志向があったとはつゆ知らず。
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 オークションでは、比較的安く下記の本を手に入れることができました。
沓掛良彦『エロスの司祭―評伝ピエール・ルイス』(水声社、03年2月、2300円)→元値は6000円もする大部の本。
山下武『異端的神秘主義序説』(青弓社、92年2月、350円)
渡辺一夫『架空旅行記など』(改造社、昭和24年10月、300円)
栃折久美子森有正先生のこと』(筑摩書房、03年9月、300円)→栃折久美子森有正と深いお付き合いがあったことは知りませんでした。下世話な興味で。
伊藤整『街と村』(実業之日本社、昭和23年4月、300円)→「幽鬼の街」「幽鬼の村」が収められている。
ルネ・ヴィヴィアン詩集中島淑恵訳『菫の花の片隅で』(彩流社、11年3月、800円)
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