:阪神百貨店歳末古書即売会ほか

 年末の阪神百貨店古書即売会に、古本仲間の忘年会を兼ねて行ってきました。阪神百貨店古書市は久しぶりの開催です。以前は梅田大丸でもやっていたように思いますが。

 出店者は、弁天町やツイン21などでいつも見る顔ぶれ。どちらかというと併設されていた中古CD・廃盤レコードセールのほうが広く、古本はほそぼそといった感じでした。

 購入書目は下記のとおり。
上村武男『哲学徒と詩人―西田幾多郎をめぐる短い生の四つの肖像』(編集工房ノア、85年3月、1000円)→前から気になっていた本。年末の大盤振る舞いで。
赤祖父哲二『メタファー新論―宇宙・神・言語』(三省堂、87年6月、300円)→書き込みありで安い。
野見山暁治『四百字のデッサン』(河出文庫、昭和57年10月、600円)
A・W・アンブロース辻壮一訳『音楽と詩の限界』(音楽文庫、昭和42年9月、400円)
阿部正次郎『中国の酒詩話』(高文堂新書、昭和53年9月、300円)
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 CDもついでに1枚購入。

 帰りがけに、難波のT書店で、
李家正文『天平の客、ペルシア人の謎―李密翳と景教碑』(東方書店、86年11月、300円)
を購入。

 その翌日、仙台での冬合宿の途上、東京古書会館のぐろりあ会初日へ参入。
齋藤潔『聲』(日曜世界社、昭和10年12月、2000円)→年末の大盤振る舞いの勢いで購入。
ジョルジュ・デュビー小佐井伸二訳『ロマネスク芸術の時代』(白水社、83年8月、1000円)→これは車中の読み物として。
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 そのついでに神田の古書街も寄りましたが、いつも店頭の棚で必ず買うことになっているT書店では珍しく収穫ゼロ。代りに古書Mの百円均一で、次の本を購入。重複を覚悟で買ったところが重複してなかった。これはついてるぞ。
ビオ・バローハ笠井鎮夫譯『バスク牧歌調』(新潮社、大正13年8月、100円)

 ネットでは下記の少女趣味詩集を購入。きれいな挿絵が各ページ(といっても63ぺージしかないが)にある。
西條八十編『紺青抒情詩集』(雄鶏社「紺青」新年号附録、昭和22年1月、500円)