最近買った古本

:百万遍秋の古本まつりと岡山古本ツアーほか

秋は古本のシーズン。百万遍の古本まつりに重なるように岡山古本ツアーを挙行いたしました。というのはいつも一緒に地方の古本屋巡りをしている古本仲間が、東京から百万遍古本市に来たついでに、足を延ばして岡山へも行こうという算段。岡山シンフォニービ…

:嵐の前の静けさか

一昨日、大阪天満で小学生時代の友人たちとの飲み会があり、待ち合わせまでに恒例の堺筋本町T書店を皮切りに、天神橋筋の古本屋を何軒か梯子しました。何冊か候補はあれど、W買いの予感があり控えてしまいました(3冊のうち1冊は持ってなかったので残念)。2…

:天神さんの古本まつりと四天王寺秋の大古本祭り他

先週金曜日、天神さんの古本まつりと四天王寺秋の大古本祭り初日に行ってまいりました。ネットでどちらを先に見るのがいいかという話題が出ていたようですが、われわれ古本仲間では、少なくとも百円均一コーナーに関する限り、天神さんのほうがよいという評…

:アンリ・ド・レニエのルリュール本

アンリ・ド・レニエは永井荷風が愛したことで知られていますが、日本にファンが結構いたと見えて、オークションに別々の出品者から1点1点と出てきます。それもきれいにルリュールした本ばかりです。その都度、落札していたら、これでレニエのルリュール本は6…

:たにまち月いち古書即売会ほか

痛風の足の痛みもかなり和らいできました。これなら大丈夫と、久しぶりの飲み会に出席がてら、標記古本市を覗いて来ました。最終日にもかかわらず、まずまずの収穫。一番手は、 大河内孝『伽羅の夢』(新樹社、昭和52年11月、300円)→日夏耿之介の黄眠門下の…

:ついに古本が買いに行けなくなった

長年、尿酸値が高いのに発症しないことを自慢にしておりましたが、情けないことについに症状が出てしまい、しかも多年の蓄積のためか、通常10日ぐらいで収まると言われているのに、4週目になっても、まだ腫れて痛んでおります。 当然、古本を買いには行けな…

:下鴨納涼古本まつりと阪神夏の古書ノ市

本日は、酷暑のなか、下鴨古本まつりの初日に行ってまいりました。歳とともに徐々に買う意欲も減退し、収穫らしきものも少なくなってきました。ここ数年で最少の購入点数となりました。 10時オープンの30分前に会場に到着。場内をうろうろしビニールのカバー…

:デ・ラ・メア『魔法のジャケット』ほか

オークションでは、下記。デ・ラ・メア買いがまだ続いています。『夜の歌』『闇と光』ともに珍しいものだとは思う。 デ・ラ・メア河野一郎訳『魔法のジャケット』(旺文社、77年7月、40円) 菱山修三詩集『夜の歌』(ちまた書房、昭和21年8月、300円) 上田…

:デ・ラ・メアを中心に購入

デ・ラ・メアを集中的に読んでいますが、持ってない本もたくさんあるので、慌てて発注しました。そういう場合は、ネット古書店のAが便利で、大体のものは揃いますし、発注して2、3日で届きます。読むだけなら蔵書にしておく必要はないと言えるでしょう。 W・…

:古本買い欲減退か

何度も書くことですが、歳とともに、本に対する好奇心も所有欲も薄れてきたと見えて、なかなか本を買うところまで行かなくなりました。以前は安ければ手あたり次第といった感じでしたが。この調子だと、ブログのタイトルも「古本ときどき音楽」から「ときど…

:興味の範囲がだんだん狭くなってきた

大きな古本市が二つ連続した後は、ほそぼそと購入しています。最近は、購入の範囲が狭まってきたように思います。置く場所の問題もあると思いますが、やはり残り時間の短くなった歳のせいかと。大昔は自然科学の本までも買っていたのに。この10年前ぐらいま…

:京都市勧業館春の古書大即売会ほか

春は古本の季節。四天王寺に続いて勧業館に行ってまいりました。初日は二日酔いだったので、二日目。平日にもかかわらず、開場前には長蛇の列ができていました。この辺が京都と大阪の違いか。いつも同じ店で購入することが多いので、あらかじめその店をリス…

:四天王寺春の大古本祭りほか

標記古本市の初日、古本仲間とともに参戦。 フランスでの無節操な買い方を反省してか、野外古本市にしては珍しくあまり買えませんでした。6冊、いちばん高い本が300円で、計1400円也。 まずI堂というお店で二冊。 堀田郷弘訳編『バスク奇聞集』(教養文庫、8…

:パリ古本ツアー報告第三弾

シャンパーニュ地方バスツアーを挟んで、第五日目は本格的に古本屋回り。ホテルの近所から始めて5区6区を集中的に。 最初はホテル近くのHENRI VIGNE。この本屋もよし。 ここでは、ジャン・ロランを集中的に購入。 JEAN LORRAIN『Propos d’Ames simples』(Pa…

:パリ古本ツアー報告第二弾

本が届きましたので、前回(4月11日記事参照)に引き続き、購入の順に報告します。 まず、到着翌日のブラッサンス公園古本市。まだ早かったので客は少ない。 最初に買ったのは下記。タイトルの「SANGUINES」の意味が分かりませんでしたが、ツアー一冊目だっ…

:パリ古本ツアー報告第一弾と『Tankas』

前回(2012年7月の記事参照)からほぼ4年ぶりに、パリへ古本買いに行ってまいりました。滞在は7日間で、1日をランス・シャンパーニュ地方へのバスツアー、1日をお土産買いその他に費やしたので、実働5日間。前回よりも冊数は少なかったものの、充実した内容…

:安い本もあれば高い本もあり

しばらく安い本を立て続けに買うことができたので、気を良くして高い本にも手を出してみました。価格の制約を外すと結構いい本があるものです。 まずオークションで下記の本。100円で出ていて、まさかそのまま落札はしないだろうと思っていたのが、すんなり…

:カナダへの発注本ついに届かず

1月10日にカナダに発注した本が予定の期限を過ぎても届かなかったので、発注先の古本屋に問い合わせ、何回かやり取りした結果、途中で紛失したという結論に達し、全額払い戻しをしてもらうことになりました。海外古本ネットの強力な検索エンジン(http://www…

:久しぶりにオークションで落札

今年になって、雑誌1冊を除いてオークションではことごとく敗退していました。理由は、古本買いを少しセーヴするために、無理せずに価格を抑えて入札しているからです。ところが今週はなぜか安価に次々と落札できました。 豊島与志雄童話作品集『夢の卵』(…

:新年初買い報告

今頃になりましたが本年初報告。今年は古本運があまりよくない予感がします。オークションではことごとく敗退するうえに、新年最初の買い物がW買いとなってしまいました。古本仲間との新年会へ行く途中、最近店舗が移転した難波のT書房で買った下記の本。1…

:阪神百貨店歳末古書ノ市ほか

昨年末、恒例になってきた阪神百貨店の古書ノ市へ行ってきました。ここは中古レコード・CDセールと一緒にやっているので楽しみが倍あります。今回も本よりもCDのほうを多く買ってしまいました。古書のほうは量が少ない割には充実した内容でした。 フランスの…

:全大阪古書ブックフェア

年末恒例になってきた全大阪古書ブックフェアに行ってきました。夜の飲み会にあわせたので、あまり荷物になってはと少し抑え気味にして、5冊購入。 石邨幹子訳編『サアディの薔薇―マルスリイヌ・デボルド=ヴァルモオルの詩と生涯』([サアディの薔薇]の会、…

:フランスから続々と安本届く

フランステロ事件もあり、しばらくフランスへ古本買いに行けなくなるかもと、意を決して、ネットで取り寄せることにしました。その第一弾。1軒の古本屋から次の2冊。いずれも「小説幻妖 弐 ベルギー幻想派特集号」所収の森茂太郎論文で知った作家です。この…

:古本購入もいよいよ先細りか

最近古本屋へ行っても手ぶらで店を出ることが多くなってきました。大阪に出るときは、いつも堺筋本町と難波のT書店に立ち寄っているのですが、なかなか買えません。昔のように、いつか読むだろうと興味の範囲を広げて買うことが少なくなってきたんだと思いま…

:百万遍秋の古本まつり他

百万遍秋の古本まつりの初日、町内会の用事をすばやく済ませて出かけました。出町柳駅着が10時すぎ。近くのR書店バーゲンセールに駆けつけるもすでに人影はまばらで収穫なく、途中のY書店の路上展示もなし。本会場に入っても期待していたA堂でなし。今日はダ…

:天神さんの古本まつりと四天王寺秋の大古本祭り

大阪での二つの古本市の同時開催初日。今年は気分を変えて、まず天神さんに行きました。というのはY書房がいつも私好みの本を出していたからです。15分前ぐらいに着いて、会場をぶらぶらしていると、K書店だけがビニールでテントの中が見られるようになっ…

:フランスの詩集原書二冊ほか

オークションで、珍しい詩集を二冊落札しました。いずれも格調高くルリュールされています。 HENRI DE RÉGNIER『Les Médailles d’Argile』(MERCURE DE FRANCE、1900年、2000円) COMTESSE DE NOAILLES『L’OMBRE DES JOURS』(CALMANN-LÉVY、1917年10月、200…

:ルバイヤート本二冊ほか

学生時代『千夜一夜物語』や『ルバイヤート』を読んで、中近東趣味に浸っていたのがぶり返して、定年前からまたぼつぼつと各種翻訳本を集め始めました。ルバイヤートも16冊(仏訳2冊含む)ほどになりましたが、今回またオークションで新たに2冊増えました。 …

:たにまち月いち古書即売会ほか

下鴨神社古本まつりへ行ったばかりなのに、うろうろしているうちにまた何冊か買いこんでおりました。恒例OB麻雀会の日、行きは堺筋本町T書店にて、 安永壽延『日本のユートピア思想―コミューンへの志向』(法政大学出版局、71年11月、216円)→コミューンとい…

:下鴨納涼古本まつり報告

遅ればせながら初日の11日に行った下鴨古本まつりの報告です。9時半に会場に着き、ぶらぶらした後、例年収穫のあるK文庫の前で待機しました。それぞれお目当ての店があるようで、私の古本仲間はS堂の前で待機。 さっそく、K文庫で下記二冊をゲット。 赤尾兜…