:古本購入もいよいよ先細りか

 最近古本屋へ行っても手ぶらで店を出ることが多くなってきました。大阪に出るときは、いつも堺筋本町と難波のT書店に立ち寄っているのですが、なかなか買えません。昔のように、いつか読むだろうと興味の範囲を広げて買うことが少なくなってきたんだと思います。

そんななかでは珍しく、会社OB会麻雀の日、下記の2冊を購入。
『銅版画家長谷川潔―作品の秘密』(横浜美術館、06年1月、842円)→長谷川潔の図録は初めて購入。日夏耿之介堀口大學の詩集、仏訳『竹取物語』の装幀なども載っている。
稲垣足穂『稲生家=化物コンクール』(人間と歴史社、90年9月、270円)→昔からよく見かけた本、この値段であれば。
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 ネットAでは、
清水茂『詩と呼ばれる希望―ルヴェルディ、ボヌフォア等をめぐって』(コールサック社、14年12月、749円)→「墓碑銘としての詩」「俳句とハイク」など面白そう。著者はかつて小澤書店からエッセイ集を続々と繰り出していましたが、近年は詩に関する本をたくさん出されているようです。
塚本邦雄『華句麗句―俳句への扉Ⅱ』(毎日新聞社、昭和57年1月、683円)→月ごとに句が編集されていて歳時記のようになっている。東西文学者・芸術家の誕生月日も同時に載っているのが便利。
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 オークションでは、
天野忠詩集』(土曜美術社、83年11月、820円)
フィリップ・フォール片木智年訳『天使とは何か』(せりか書房、97年3月、300円)→神話からユダヤ教キリスト教イスラムなどを通じて、天使の意味を探っているようだが、難しそう。失敗だったか。
吉田夏彦『絵のパラドクスと言葉のパラドクス』(岩波書店、87年4月、300円)→これは一見やさしそうな語り口、だが読んでみないと分からない。
魚返善雄『漢文入門』(現代教養文庫、83年6月、50円)→昔から漢文が大の苦手。この人の漢詩の訳が面白かったので、漢文も分かりやすく教えてくれるかなと思い。
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