:ルバイヤート本二冊ほか

 学生時代『千夜一夜物語』や『ルバイヤート』を読んで、中近東趣味に浸っていたのがぶり返して、定年前からまたぼつぼつと各種翻訳本を集め始めました。ルバイヤートも16冊(仏訳2冊含む)ほどになりましたが、今回またオークションで新たに2冊増えました。
Omar Khayam/Armand Robin訳『Rubayat』(Le club français du livre、58年、450円)→ハイヤーム作175首と後継者の作85首を翻訳。ペルシア風挿画7葉の挟み込み。
エドワード・フィッツジェラルド井田俊隆訳『ルバイヤート―オウマ・カイヤム四行詩集』(南雲堂、89年9月、450円)→エドマンド・サリバン挿絵多数。
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 オークションでは他に、
イエーツ/シング/ダンセニイ松村みね子譯『近代劇全集第廿五巻愛蘭土編』(第一書房昭和2年11月、500円)→学生時代に持っていたがその昔処分してしまったので、買い直し。
アナトオル・フランス朝倉季雄・権守操一共譯『文學生活』(白水社昭和12年6月、300円)→「シャルル・ボオドレエル」「ヴィリエ・ドゥ・リラダン」「ピエエル・ロティ」など。
永島卓『水に囲まれたまちへの反歌』(思潮社、11年4月、640円)→なぜかこの人の詩はしっくりとなじみます。それにしてもこの判型は大きすぎ(縦26.4cmもある)。最近の詩集はみんな大型なような気がしますが、詩集は袖珍本のようなので小さな活字のほうが好き。
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 古書店では、大阪へ麻雀会に出かけたついでに、難波T書店にて、
森豊『シルクロード万葉集』(六興出版、昭和56年5月、270円)

 また別の日の麻雀会で、堺筋本町T書店にて、
アンジェラ・カーター植松みどり訳『ブラック・ヴィーナス』(河出書房新社、04年12月、410円)
久野昭『異界の記憶―日本的たましいの原像を求めて』(三省堂、04年3月、410円)
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 麻雀ばかりで不健康と思われるでしょうが、たまにはサイクリングも。小学校時代の友人と山の辺の道サイクリングに行ったついでに、天理駅前商店街のF堂にて、
リュディガー・ザフランスキー識名章喜訳『E・T・A・ホフマン―ある懐疑的な夢想家の生涯』(法政大学出版局、94年6月、2052円)
吉田城『神経症者のいる文学―バルザックからプルーストまで』(名古屋大学出版会、96年7月、1080円)
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