:新年初買い報告

 今頃になりましたが本年初報告。今年は古本運があまりよくない予感がします。オークションではことごとく敗退するうえに、新年最初の買い物がW買いとなってしまいました。古本仲間との新年会へ行く途中、最近店舗が移転した難波のT書房で買った下記の本。1割引きのちらしをもらっていたので、いそいそと出かけてこの体たらく。
ウイルヘルム・シェーファー濱中英田訳『逸話集』(都筑書院、昭和21年11月、777円)


 会社OB麻雀会の途上、いつもの堺筋本町T書店にて。
フィリップ・ボーサン小佐井伸二訳『石と信仰とのたわむれ―ロマネスク芸術の魅力』(白水社、87年8月、734円)→こんな本が出ていたのは知らなんだ。
石鍋真澄『サン・ピエトロが立つかぎり―私のローマ案内』(吉川弘文館、91年4月、734円)→普通の観光案内本とは一味違った解説。いつの日かローマに行くこともあるかと思い。
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 同じ日、難波のT書店にて、200円均一で。安いのは背表紙が剥がれているからのようです。
高柳誠『星間の採譜術』(書肆山田、97年7月、216円)→小林健二装画

 別の日、奈良での飲み会の途中立ち寄った西大寺T屋にて。ここは寡黙な店主がほそぼそとやっているといった感じですが、なかなか良い本が揃えてあります。
李家正文『真珠と珊瑚』(冨山房、91年6月、1000円)
横田肇『酒詩の宴』(東京図書出版会、05年11月、500円)
江國滋『旅ゆけば俳句』(新潮文庫、平成元年2月、50円)
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 オークションでは、唯一、下記の雑誌を落札。「洋書と私」という特集で、呉茂一、島田謹二矢野峰人錚々たるメンバー47名が執筆しています。先輩諸兄がいかに洋書と取り組んでいたか興味津々。ほかに明治・大正時代の外国文学の移入についての4論文(英・仏・独・露)など。
「學鐙―丸善創業100年記念号」(丸善株式会社、昭和44年1月、890円)

 ネット古本では下記。タイトルも表紙絵もそそられます。
G・マクドナルドほかウェルズ恵子編大貫昌子訳『狼女物語―美しくも妖しい短編傑作選』(工作舎、11年3月、1198円)