:カナダへの発注本ついに届かず

 1月10日にカナダに発注した本が予定の期限を過ぎても届かなかったので、発注先の古本屋に問い合わせ、何回かやり取りした結果、途中で紛失したという結論に達し、全額払い戻しをしてもらうことになりました。海外古本ネットの強力な検索エンジンhttp://www.bookfinder.com/)で一冊しか在庫がなかった本なので至極残念。何の本かと言うと、1月16日の記事でも触れてますが、堀口大學が日本の短歌をフランス語に訳した『Tankas―Petits poèmes japonais』。内容は『堀口大學全集 第9巻』にも入っているようなので、そちらを探してみることにしよう。

 ここしばらくはオークションでの購入が中心。
井辻朱美『吟遊詩人』(沖積舎、91年8月、1000円)→地球規模で歌われる中生代の夢のような世界。
大木篤夫訳著『近代仏蘭西詩集 普及版』(アルス、昭和3年6月、1000円)→レニエ、メーテルリンク、モレアス、レルベルク、G・カーン、S・メリル、P・ルイス等、詩人の数の多さは圧倒的。
JULES JANIN『L'ANE MORT ET LA FEMME GUILLOTINÉE』(LIBRAIRIE DES BIBLIOPHILES、1876年、2200円)→シュネデール『フランス幻想文学史』にも紹介されている幻想小説ルリュールが美しい本。
蜂屋邦夫『中国の不思議な物語―夢と幻想・寓意譚』(同文書院、93年10月、500円)→道教の専門家の集めた不思議な話。
小林太市郎『禅月大師の生涯と芸術』(創元社、昭和22年3月、980円)→平野威馬雄フランス象徴詩の研究』に詩が紹介されていて興味を持った。
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 店買いでは、麻雀の後飲んだ帰りに、気が大きくなって買ったらW買いをしてしまいました。正月早々W買いをした難波のT書房、この店にはW買いの呪いがかかっているのかも。
平井照敏句集『猫町』(永田書房、昭和49年12月、540円)
太宰施門『瑪蘭樹(メランジュ)』(人文書院、昭和20年3月、972円)→W買い