:久しぶりにオークションで落札

 今年になって、雑誌1冊を除いてオークションではことごとく敗退していました。理由は、古本買いを少しセーヴするために、無理せずに価格を抑えて入札しているからです。ところが今週はなぜか安価に次々と落札できました。
豊島与志雄童話作品集『夢の卵』(銀貨社、99年12月、200円)
安西冬衛『座せる闘牛士』(不二書房、昭和24年11月、410円)→若干汚れかつ線引き少々あるため安いと分かった。
竹友藻風『英国小品文學』(北文館、昭和8年11月、100円)→前書きを読んでみると、『エッセイとエッセイスト』の焼き直しのようだ。ほとんどW買いに近い。
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 ネットでは下記の二冊。清水茂は、むかし小沢書店からパリ滞在ものを連続して書いていて、その後やや沈黙していたように思いますが、ボヌフォワの訳詩集を出した頃から少しトーンが変わって最近また旺盛に本を出しているみたい。『遠いひびき』はボヌフォワとの交流を軸にしたエッセイ。ボンヌフォワと言えば昔は平井照敏だったのに。舷燈社という出版社も小沢書店の端正な装幀を受け継いでいるようです。
清水茂『砂の上の文字』(舷燈社、11年6月、800円)
清水茂『遠いひびき』(舷燈社、15年6月、745円)
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 麻雀会のついでに堺筋本町のいつものT書店にて、
杉山二郎/江上波夫/松田壽男『攻めの文明・守りの文明』(六興出版、79年4月、410円)
高階秀爾/芳賀徹編『芸術の精神史―蕪村から藤島武二まで』(淡交社、76年9月、216円)
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 1月初めにカナダの本屋に発注した本がまだ届いてません。そろそろ心配になってきました。