:全大阪古書ブックフェア

 年末恒例になってきた全大阪古書ブックフェアに行ってきました。夜の飲み会にあわせたので、あまり荷物になってはと少し抑え気味にして、5冊購入。
石邨幹子訳編『サアディの薔薇―マルスリイヌ・デボルド=ヴァルモオルの詩と生涯』([サアディの薔薇]の会、88年4月、1000円)
マルケス井上義一訳『青い犬の目―死をめぐる11の短篇』(福武文庫、94年11月、200円)
奥本大三郎『パリの詐欺師たち』(集英社、08年3月、500円)
多田道太郎著作集Ⅰ『ラ・フランス』(筑摩書房、94年7月、500円)
にしむらじゅんこ『おいしいフランス語』(三修社、02年4月、150円)
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 別の日、大阪で会社OB麻雀会のついでに、久しぶりに難波のY書房に立ち寄りました。3年ぐらい前から行く度ごとに、棚の上の方にあるのを眺めては、私にしては高価なので買おうかどうしようか迷っていた本です。Ⅰ巻622ページ、Ⅱ巻573ページの大部の本でとても読めそうにないですが、辞書のようにして使えるかと思って。
MAX MILNER『LE DIABLE DANS LA LITTÉRATURE FRANÇAISE DE CAZOTTE À BAUDELAIRE 1772-1861』TOMEⅠ/Ⅱ(JOSÉ CORTI、71年3月、2冊5000円)

 また別の日大阪で飲み会のついでに、古本屋を2軒まわりました。1軒目は、昔四天王寺の近くにあったI文庫が上本町近くに引越したという新しいお店。上本町の駅から意外と近かったので、たまには覗いてみようと思いました。昔以上に100円均一の棚が拡張していて、下記を購入。
アルベルト・マングェル原田範行訳『読書の歴史―あるいは読者の歴史』(柏書房、00年1月、100円)
鶴岡善久『シュルレアリスムの発見』(湯川書房、79年3月、100円)
中村真一郎『わが点鬼簿』(新潮社、昭和57年2月、100円)
虚子『喜壽艶』(創元社、昭和25年4月、100円)
 これだけでは、あまりに申し訳ないので、新しい文庫本も買いました。
東雅夫編『文豪怪談傑作選 柳田國男集―幽冥談』(ちくま文庫、09年5月、450円)
佐藤春夫『小説永井荷風伝 他三篇』(岩波文庫、09年6月、350円)
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 2軒目は難波のT書房。年内でビックカメラ前の店舗は閉店し道具屋筋に引越すそうです。ここでは、アンリ・ド・レニエと同世代で、少し作風も似ているように思えたので、下記を購入。
ウォールター・デラメア村松眞一訳『耳を澄ますものたち他』(沖積舎、12年3月、900円)

 オークションでは下記1点のみ。このブログでも紹介した『異界―中世ヨーロッパの夢と幻想』を書いた人です。
ハワード・ロリン・パッチ黒瀬保監訳『中世文学における運命の女神』(三省堂、93年1月、1000円)